スキップしてメイン コンテンツに移動

エスファハン第3日め その2 毒殺の家と、見なかったけれどアルメニア教会の拷問地獄絵図。

金曜モスクからしばらく走って市街地の狭い道に入り、路地のつきあたりにある家に到着。ここはマジャール朝時代、民主運動家の隠れ家であり、その後のパハレヴィ朝の拠点になったという伝説の家。いまは博物館になっています。ここでは近代イランの政治史を人形付きで見ることができます。民主運動家の毒殺の部屋。写っているふたりはお人形。
一行を乗せたバンは良すぎる日差しのなか、川を渡ってアルメニア人街へ。シャーが商売上手なアルメニア人を移住させたのだそうで、いまでも2万人くらい住んでいるのだとか。石畳の奥にあるのがヴァンク教会。たまたま閉まっていたものの、もし入れたらそ中にはキリスト教徒がこれでもかこれでもかという残虐な拷問にあっている地獄絵図の壁画があるのだとか。アルメニア教会はたしか世界最古のキリスト教会、ということは拷問しているほうはローマ帝国の警察なのかな。村上春樹の「雨天炎天」にも、ギリシャ正教の教会の壁画に地獄図があって、拷問されて「困ったな」「かなりだめそうだ」という表情をしているキリスト教徒のことが書いてあった。最古の教会から島原の乱にいたるまで、受難というのはキリスト教徒のアイデンティティー確立となにか深い関連がありそうだ。
教会に向かって右に歩いた最初の角に「アルマーニ」という店がある。そうか、イタリアの有名デザイナーのジョルジュ・アルマーニはアルメニア系だったんだ。だから商売上手なのか。

コメント

このブログの人気の投稿

うなぎ。コシアブラの天ぷら。ごぼう煮。ふき煮。ほうれん草。豆腐と行者ニンニク。

5月5日は日曜日。お昼過ぎ、月花とともに原村の閣下宅にご機嫌伺い。庭園で山菜(コシアブラ)を採取。 閣下宅を辞して北上。ハーバルノートというハーブ園でハーブ購入。 山を下って茅野駅まえの川魚店でうなぎを購入。帰宅して自宅の庭園で黒ビール。 それから標記の豪華夕食。

イポーニツによるウォッカ批評 第5回 モルドバ対ポーランド

今回は37.5度の対決であります。ウォッカをマイルドに感じるのは、度数のせいか、それとも度数は関係ないのか。両者飲み比べると、明らか。圧倒的にズブロッカがマイルド。 現時点で総括すると、度数にかかわらずズブロッカの草抜きが優勝候補。 モルドバのペトロフスカヤちゃん37.5度とサンフランシスコのスカイイウォッカ40度は、 共通する甘さがあります。おそらく原材料の配合比率がたまたま似ているのか。ウォッカの原材料の配合なんて、仕込みのタイミングで違うんじゃないかな。ウクライナの小麦が入らなかったらカリブの糖蜜にするとか。両者の微妙な違いはアルコール度数によるものなのか、それとも他の要因によるものか。謎を解明することはできなさそうだ。

蕎麦。フキノトウの天ぷら。とろろまぐろ。

ひさしぶりの土曜日。今週は長かったなあ。あんまりやる気も出なかったし。くしゃみが出たから、風邪だったのかもしれません。 月曜日でふみちゃんの49日になります。7x7=49日。内儀は朝から掃除。換気扇や冷蔵庫もきれいにしています。ちょっと元気になったんだな。 我輩は読書。中国生業図譜という本。中国関連のサブカル本です。油というのは植物由来、脂というのは牛や羊由来、膏というのは豚由来だそうです。もともと。うん。そんな知識を得て、どないすんねん。 夕方、おかんがデイサービスから帰ってきました。担当の人によると、デイサービスでお茶を飲んでひどくむせたとのこと。誤嚥とかで死んでほしくないなあ。 我輩の祖母、オヤジのオカンの死因は誤嚥と書かれていました。特別養護老人ホームで。 マツキヨでとろみ材を買ってくるかな。 夕食は蕎麦。フキノトウの天ぷら。とろろまぐろ。美味しかった。ふきのとうの苦味がうれしい。おかんも「おいしい。ご馳走やな。」と言いながらいっぱい食べました。 ゆっくり食べや。食べながら喋らんようにしいや。またむせるで。