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屋台の焼きそば、焼き鳥、ローストビーフと、ほんもののハイネケン。白ワイン。

9月29日土曜日 パキスタンに来て1ヶ月がすぎました。朝4時に起きて、6時に空港。空港の本屋で、パキスタンに不法侵入し、ウサマ・ビン・ラディンを殺したアメリカ兵の書いた話題の本 "No easy day"、および地図など購入。 イスラマバードにぶじ帰着して、お昼は内儀の炒飯。午後ウルドゥー語。夕がた日本人学校で盆踊り会。「オトナの輪投げ」で花子がワインなどゲット。「親孝行のお嬢さんですね」と各方面から絶賛。へへへ。屋台の焼きそば、焼き鳥、ローストビーフと、ほんもののハイネケン。白ワイン。

寿司、えびフライ。ジョニー青のソーダ割り。

9月28日金曜日 朝はホテルで目玉焼き、ミルク粥、パンとチーズ、塩ラッシー。さらに、強烈な魅力を放っていたフィレステーキ。モスレムシェフは焼き物が上手、というのはここでも真理でした。9時にホテルを出て、港方面。 途中イスラマバードから危険情報配信。またデモをやるのだとか。在カラチの保安情報担当が電話でいわく、「午後の移動はおすすめできない」と云々。 魚臭い海辺のビルで港湾土木部長と面談後、街のホテルに急いで戻り、事情通氏と最上階の和食もどきレストランで街のトラフィックを観察しながらカツ丼。 イスラマバードでは、アメリカ大使館付近をヘリがホバリングしているとか。 午後2時の祈りの時間が終わり、ずいぶん静かになった街を走って総領事邸。商工会で挨拶し、懇親会でシェラトンの出前寿司、えびフライ。ジョニー青のソーダ割り2杯。おやつはスのはいったプディング。 それから某都銀支店長邸宅でお寿司、おフランスの辛口の白ワイン、茶碗蒸し、ボルドーの赤。深夜にホテル帰着。

フードコート中華

9月27日木曜日 朝はホテルでミルク粥、フルーツ、パンとチーズ、コーヒー、塩ラッシー。午前中に貿易開発公社。それから港方面に向かい、パキスタンスチールの広大な敷地にある、アラビア海ゴルフクラブ。クラブハウスで事情通氏と合流。クラブサンドイッチ350円とベックス500円。午後に輸出加工区総裁室。街に戻り、市長公邸。夕方ホテルにもどり、某筋と密談があるという事情通氏と別れ、事情通氏にコキ使われているサイード君の案内でドルメンシティーモール。 あれれれ?ここはバンコックかな、それともクアラルンプールかな?パキスタンの若い女性たちが、ハーフパンツとTシャツで歩いておる。あーびっくりした。おー、アップルストアもヤマハもあるじゃないか。金がないので両替屋にいったら、若い中国人の客。 「カラチは長いのかい?」 「1年半かな。」 「商売はどう?」 「馬馬虎虎だね。」 「それにしても時間かかるね。」 「計算遅すぎ。」 最上階のフードコートで、中華を見つけました。ファーストフードなのに、注文を受けてから中華鍋で料理しています。もちろんスタッフは全員パキスタニー。 「カラチで中華なんておもしろいじゃん。」と我が輩。 「さてどんなのがでてくるのかね。もう7分待ってるよ。」とサイード君。 でてきた料理+ミネラルウォーター500円がおどろきの旨さ。まんなかに玄米ごはん。右側がえびチリ大辛。左側が左宗将軍チキン。伝統的と考えなければ、意外な旨さといえるでしょう。 「この値段じゃ、旨くないと流行らないよ。」とサイード君。お値段はマクド並みだからなあ。 サイード君とあれこれ議論して、モールを後にしたのが午後10時すぎ。まだ子供連れの若夫婦とか、男女別若者グループがたむろしていました。 たしか、ここパキスタンだったよね?

つくね、カルパッチョ、焼き鳥、うどん。地酒マリビール。

9月26日水曜日 カラチの朝はホテル。コーヒー。ラッシー。すいか、メロン、パパイヤ。ミルク粥はナッツとドライフルーツを散らして食べましょう。チーズが強烈な魅力をはなっていたので、2種類ほどパンとともに試食。 午前中に工業団地事務所とシティホールを回り、お昼は事情通氏の案内で空港のマクド。チキンバーガーが今まで喰ったどの国のマクドよりも旨かったぞ。コークはどの国のコークよりも甘かったけれど。セットで400円。 午後は港付近の冷圧鋼工場。日本人社長じきじきの案内に恐縮。酸洗いから圧延、焼鈍、パッケージングまで見せてもらいました。それから街に戻って弁護士事務所。7時に面談終了、ホテルで遅めの夕食。 最上階のフジヤマは、BGMを含めて「これでもかっ」というくらいのジャポネスク。ゴッホの浮世絵があったら最高やろね。つくね、カルパッチョ、焼き鳥、うどん。地酒マリビールは事情通氏いわく「我慢できるレベル」ながら、我が輩的には軽口かつ辛口、なかなかイケまっせというレベル。

機内食のチキンカレー

9月25日火曜日 朝ご飯は野菜天ぷら、卵焼き、ピーマン炒めとごはん。キャベツスープ。ふつうに出勤し、お昼はサンドイッチビュッフェ。午後に官房局に出向き、それからまた銀行。夕刻、飛行場に向かい、45分遅れのカラチ行きB747。ジャンボの2階席に乗るのは初めてです。2階席が人民席というのもはじめて。見える景色は1階と同じようなものでした。 機内食はチキンカレー。隠し味のスパイスが微妙に効いています。おやつはヨーグルト。ここにも刻みナッツがのっています。うとうとしていたら1時間45分で到着。 武装警備が同乗したパジェロでアヴァリホテル。街でいちばんセキュリティーがしっかりしているとのことですが、お湯がなかなかでません。 部屋にあった梨と桃がおいしかったのと、ベッドがまくらだらけだったのが印象的でした。まくらは大小あわせて7つもあって、「枕メニュー」という説明書付きでした。 パキスタン人は枕をこよなく愛しているのかなあ。

和風カレーライス

月曜日。朝5時に起きて、ちょっとだけウルドゥー語。朝ご飯はこどもたちのお昼のお弁当と同じおかずです。8時過ぎに家を出て、いつも通りの出勤。街に特段のダメージは見当たりませんが、まだ交通規制が残っているということで、オフィスへのアクセスは裏口。 午前中に銀行にいったら、なんとまだお金が入っていません。お昼は内儀といっしょに地下食堂。夕食は和風カレーライス。お金も物資も交通手段も限られたなかで、こどもたちの希望に応える魔術にぐっときます。

野菜スパゲティ。

日曜日。「中華喰うか」が非常に重く、どんなブラウザーでもなかなか表示されません。グーグルはちかごろ、いろんな機能をてんこもりつけているので、きっとそのせいでしょう。楽天はストーカーだし、ヤフーは重い広告だらけ。タダほど高いもんはございません。いやホンマ。 朝投げ込まれた朝刊をつらつら閲覧。1971年、キューバとフロリダで流行したデング熱はアメリカ政府がばらまいたウィルスによるものだとか。こっちの新聞は日本のメディアよりよっぽど世界の真実を伝えていますぞ。 朝ご飯はガーリックトーストと卵焼き。コーヒー。 お昼ご飯は炒飯。赤たまねぎとエンドウ豆入り。 午後に近所のマーケットまでお買い物2往復。マーケットは男だらけ。帰宅して、水汲みポンプと格闘したり、またマーケットまで買い出しにいって、なんとなく涼しい夕方がきました。 内儀がおいしい野菜スパゲティをつくってくれたところで、停電。ブラックアウト。あれれれ?計画停電は9時からやったんとちゃうんかい? 1時間後、電気が復活してからコーヒーとおやつ。おやつはローカルのナッツ入りクッキー。これが激ウマ。パッケージは捨てないでとっておきましょう。

マギーミーのカレーヌードル

土曜日。朝はパン。お昼は炒飯。昼前にシャルワル・カミーズ(パキスタン服)に着替え、花子とぽくぽく歩いて近所のお店やさん街。お米、キャベツ、トマトなど買い求め、帰路アイスクリーム。停電のせいか、お店で買ったときから柔らかかったアイスクリームが、かなり崩れたところで帰宅。月子も内儀も喜んでくれました。 夕方になって、家のネットを開通させましたという電話があって、日本にスカイプ電話など。夕食はインドネシアブランド、マギーミーのカレーヌードル野菜入り。

炒飯と拉麺。

9月21日金曜日 この日はお休み。ゆっくり起きて朝刊を見ると、前日のデモで警察官が何人も負傷しています。ずいぶん大変なデモだったようです。近所のモスクから聞こえる、定時の祈りを呼びかけるアザーンの音量がいつもより大きいようです。家の前の路上には、だれも人があるいていません。奇妙なほどに静かです。ふだんから、マレーシアのように自動車の騒音もなく、インドネシアのようにモータバイクの騒音もほとんどないイスラマバードですが、今日は特段の静けさです。ときどきヘリコプターが飛んでいるので、街のどこかでデモが行われているに違いありません。この日は朝からすべての携帯電話ネットワークがシャットダウン。心憎いほどの、取り締まり当局の徹底ぶりです。 朝からメロン。それからお粥の朝食。ずっと読書。お昼はパンと卵焼きとコーヒー。午後も読書。おやつはピスタチオ、クッキー、コーヒー。夕食は炒飯と拉麺。こちらではインドネシアとおなじく紫タマネギを売っているので、炒めものに奥深い味が出ます。さすが内儀。 ちなみにコーヒーはネスカフェゴールドブレンドです。

脱力系ごはん。なすのにんにく炒めとのりたまごはん。似而非かにかまぼこときゅうりのマヨネーズ和えサラダ。

9月20日木曜日 こないだ家におじさんが来て、「新聞とるか?」というので、「とる。」と答え、それから毎朝7時頃、塀のなかに新聞が投げ込まれるようになりました。それによると、金曜日は「アメリカの侮辱的ムービーに対する国民的抗議の日」ということで、公休日になったそうです。 8時過ぎに出社。途中すでにあちこちでバリケードができていました。お昼まえにコンサルタント氏と大使館。大使館エリア(通称エンクレーブ)にはいるのに、たっぷり30分迂回しました。そして今度はオフィスに帰るのに、たっぷり30分ほど迂回。コンサルタント氏と地下食堂でお昼を食べ、オフィスに戻ったら全員集まってなにやら指示を受けています。どうやら大使館エリアからオフィス一帯にかけて完全封鎖されるらしいので、早帰り措置を発動するとのこと。さらに、ハイエースを手配してコンサルタント氏ふくめみんな乗り込み、封鎖地域から辛うじて脱出。こないだまで泊まっていたゲストハウスまでたどり着き、お茶を一杯のんでから、内儀の手配してくれた自動車で家まで帰りました。 夕方、日本人学校車が5分遅れでやってきました。日本人学校も完全封鎖地域なので心配していましたが、たった5分遅れなので超優秀です。おやつは完熟パキスタンマンゴー。 夕食は脱力系ごはん。なすのにんにく炒めとのりたまごはん。似而非かにかまぼこときゅうりのマヨネーズ和えサラダ。デザートは完熟パキスタンマンゴー。

野菜スープとパン。

9月19日水曜日 昨日につづき、ついでに出勤を恒常的に30分早めました。そしたらトラフィックがスムーズなこと。もともとイスラマバードは警察の検問地点以外は渋滞がないのですが、10分くらいで出勤完了。お昼は地下食堂。おやつはトルコ風なんとか。フルーツの酸味がきいたソースがスポンジケーキにかかっていました。これは大当たり。 珍しく3時のおやつにお茶係さんから皆に配給。甘い蜜にたっぷり浸した丸い揚げドーナツでした。 帰宅時にユナイテッドベーカリーでバゲット風パンを調達。夕食は野菜スープとパン。パンは見た目バゲットなのに、食べてみると、皮がちょっと堅くなったふつうのパンでした。 粉の問題かな、それともテクノロジーの問題なのかな。一番の問題はたぶん、作る人がまともなバゲットを食べたことがないのだろうな。きっと。だからこれは、マネジメントの問題。職人さんを責めるのは酷というものです。 この日は計画停電なし。

野菜天ぷら。

9月18日火曜日 からりとはれました。朝、地下水槽をみたら濁水。どうやら天井からの雨水も流入しているようです。1日か2日間、地下水槽で沈殿させてから天井水槽に水をあげることにしましょう。 首相が裁判所に出頭する日なので、学校も出勤も30分早めました。 お昼は会社の地下。デザートはマンゴムース。到底許せないくらいの甘さでした。却下。 夕食は野菜天ぷら。なす、甘藷、にんじん、隠元豆。たれは現地調達した醤油、みりん風調味料、冬姑でつくってくれました。さらに、かぶら汁。

野菜と冬姑煮。

9月17日月曜日 朝から小雨。低く垂れ込めた雲が山をぬうように移動していて、風情のある景色でした。と思っていたらそのうちとんでもない豪雨になり、帰宅する頃には道路が川になっていて、拙宅の芝生も池でした。 夕食は野菜と冬姑煮。なんだか日本に帰りたくなっちゃった、と花子。でも学校は楽しいそうです。ちょっと遅れて計画停電。

里芋と鶏肉煮。サラダ。

9月16日日曜日 朝は超熟すいか。お昼はマギーミー。インドネシアのインスタントヌードルです。隣家の家主宅の使用人のおやじさんたちが通ってきて、地下と屋上の水槽の掃除を一所懸命やってくれています。おおいにたすかります。 夕食は内義が市場でみつけてきた里芋と鶏肉煮。サラダ。午後8時の計画停電に備え、ろうそくを配置して万全の体勢だったのですが、停電なし。なんやねん。

野菜スパゲティ。

9月15日土曜日 引っ越し。レンタカーで3度往復してすむくらいの量です。それから内議はショッピング。我が輩と子供たちはマットレスのデリバリー待ちのお留守番と、お掃除。 引っ越した地域は、毎日午前8時、午後3時、午後7時が計画停電です。それを知らな 我々は、晩ご飯の用意をしたところでブラックアウト。テーブルも椅子もないところで、床に座り、ろうそくをつけて、ロマンチックなディナーでした。メニューは内議の野菜スパゲティ。 新しい家は、2階建て。前に芝生があって、いい感じです。

つみれ汁、ローストビーフ、炊き込みご飯、ビールなど。

9月14日金曜日 所長宅へお呼ばれ。月子はお腹痛(いわゆるパキ腹)で内義とお留守番。つみれ汁、ローストビーフ、炊き込みご飯、ビール(ラリアのフォスター)等々。 総務の人によると、アルコール類はカラチに業者があって、免税ブックレットをもつ外国人向けに通販をやっているのだとか。問題はデリバリーがいつになるか、わからないことだそうです。「そのうちにやってくる」ので、注文して気長に待つとのこと。 その夜は、外大同窓生を中心に自衛隊のキャプテンとか、いろんな人があつまりました。

チキン辛。ごはん。

水曜日。かなり調子が戻り、絶好調ではないものの普通に出勤。午前中にオフィスを抜け出し家主と会ってリースにサイン。家のフロアプランをだいたいメモして、内儀と会社の社員食堂でランチ。午後ファローキ氏にくっついて外出。空港で免税特権証を貰い受け、その足でプランBのバークリー銀行。口座は即日開設できますということだったけれど、その日は遅くなったので翌日とのこと。オフィスで仕事を2件ほど片付け、帰宅してシャワー、ごはん。夕食はチキンカラヒとごはん。カラチで誘拐されたという、パキスタン生まれながら英国籍の女性一家のことを話し合いました。

チキンスープとごはん

火曜日。本調子でなかったけれど、とりあえず出勤。午前中にスタンダード・チャータードバンク。銀行出身で、銀行ビジネスをよく知っているファローキさんがタフなネゴシエーションを展開してくれたのは見物でした。マネージャーがパーソナルギャランティーですといって取り纏めるつもりみたいだったので、我が輩いわく、 「んで、プランBは?」 「な、なんでございますか?」 「いやほら、おたくらお金貸してナンボでしょ。そんでさ、みんな絶対期日までに返しますってゆうじゃん。でも返さないよね。そしたら、つぎの手を用意してるでしょ。」 「はあ。」 「それをプランBってゆってるの。それがないと我が輩、夜寝れなくなるんだよね。」 「明日確実にお届けします。」 ま、そこまで言われたらふたりの面子もあるだろうし、引き下がりました。そしてウェスタンユニオンで日本から送金してもらうかな、と考えました。 お昼は会社の食堂で、サラダを多めの食事。デザートはコーヒーケーキ。午後、書類を読んでいて一瞬オチてしまったので、医務室で30分ばかり休憩。 帰宅して夕食はごはんに、チキンスープをかけたのを少しだけ。すぐに寝てしまいました。

チキン・カラヒ

月曜日。なんとか立って出勤。オフィスがあんまり寒いので、内儀に連絡してジャケットをもってきてもらい、下の食堂でランチデート。雰囲気、味、価格ともに内儀お気に入り。一流ホテルのサリナにくっついているオフィスコンプレックスなので、食堂もサリナレベルなのでしょう。しかも入居関係者しかアクセスできないし。なんたるエクスクルーシブさ。これで丸亀製麺をいれてくれたら最高やね。 夕方、ゲストハウスで周旋屋サリムに拾ってもらい、とあるスイス人カップル宅へ。あと10日で退去するので、家具など売りたいのだとか。見せてもらったら、なかなかセンスがよろしい。男女のカップルなので、ベッドも安心。だって白人ってゲイが多いから、ゲイカップルが使っていたベッドなんていやだよね。と事前に内儀と話していたのでした。 ゲストハウスに戻って、夕食。花子はチキンソテーをもりもり食べ、あんまり元気のない月子はスープを啜り、我が輩と内儀はチキン・カラヒ。チキンをハーブ各種で炒めてあります。それだけなのに、パキスタンに来てから最高に旨い料理。ついに行き当たりました。

野菜炒め。ご飯。チキンスープ。

日曜日。前日の外出が負担だったのか、ふたたびダウン。朝はパン。お昼は内儀の買ってくれたサンドイッチ。午後から体温がなんども上下し、そのたびに涼しくなったり暑くなったり。いやーたいへんですわ。夕方になってようやく復帰したので、家族で夕涼みの散歩。本屋など眺めてみたら、なかなかあなどれないコレクションだったりします。ちなみに今日行った本屋は、新本と古本が雑居しているようです。夕食はゲストハウスの食堂で、野菜炒めとご飯とチキンスープ。チキンスープをご飯にかけ、野菜炒めといっしょに食べると美味です。 おんなじメニューをたのんでも、作る人によって内容がぜんぜん違うのが面白いところです。月子いわく、学校でもそのことが話題になったと。ということは、このゲストハウスだけの現象ではないのでしょう。

ピッツア。スパゲティボロネーゼ。カレーとナン。

土曜日。風邪からそこそこ復活。午前10時頃から豪雨。そのなかをレンタカーで家具屋へ。こっちの家具屋は受注生産がで基本みたいです。2件ほどまわって、イタリア料理店でピッツア・マルガリータとスパゲティのお昼。なんとなんと、パキスタンでは外食に16%くらいの消費税がつくようですぞ。1品それぞれは、丸亀製麺の温卵ぶっかけくらいの値段なので、気楽にほいほい頼み、食べてから請求を見てびっくり。税金を見て2度びっくり。でも、マンゴミルクシェイクは旨かったなあ。 ピッツアは薄生地と厚生地を頼むことができます。薄生地を頼んだけれど、ぱりぱり感がまったくありません。スパゲティもふにゃふにゃ。家を見つけて移ったら、家でまっとうなスパゲティやらピッツアを食べようと、みんなで固く誓いました。 それから郊外のメトロという巨大スーパー。ま、プライスコスコみたいなもんです。 道路を走っていると、道ばたにロバやらくだ、そして子供の物乞いが目立ってきます。らくだの横には、なぜかバケツがあります。そのうちに、右手に藁と土でできた平屋が、延々と続く地域にはいります。アフガン難民キャンプだそうです。何十年も暮らしている人も居るそうです。その対面が、メトロ。 我が輩は、言葉を失いました。この格差はなんとかしなければいけない。 らくだとバケツは、アフガン難民が新鮮なミルクを道ばたで売っているのでした。リサイクルビジネスも目立ちました。 帰路、パキスタン服(シャルワル・カミーズ)を調達。1着1090円。こないだ別の店で3000円くらいボラれたのですが、やっぱり生地が違うのかなあ。さらに別のマーケットで、ナンとカレーを調達。ナン4枚で170円。(これはたぶん、じゃがいも入りナンが1枚50円で、ふつうのナンが1枚35円。)カレーは230円。(チキンカレー2人前とキーマカレー2人前。)〆て家族4人で400円の夕食。ひとり100円。 これでもたぶん、外人価格なんやろね。

野菜炒飯。野菜スープ。チキンステーキ。

金曜日。前夜から扁桃腺が痛く、早朝になって声が出ないので本日は病欠。1日中ベッドで本を読んでいました。おかげでエコノミックヒットマン John Perkins の Hoodwinked をほぼ読了。お昼は内儀が買ってきてくれたサンドイッチ。夕食はゲストハウスの食堂で、炒飯と野菜スープ。 量の観点と味の観点から、いままで頼んだことのないメニューを頼むのは冒険です。例えば量。カレーとごはんのシリーズを1人前たのむと、4人でもじゅうぶんな量がやってきます。しかし西洋のメニューを頼むと、1人前が1人前だったりします。 たぶんパキスタンの料理は、みんなで分け分けして食べるので、何人分とかいう仕切りが曖昧なのでしょう。そこに居る一同がみんな食べられるくらいの量をもってくるのは、そのせいでしょうか。 いっぽう西洋の料理は、もともとあるものではなく、教えられて作るもので、さらにひとりひとり違う料理を違う皿に載せて出すので、1人前が1人前である、と。これ仮説。 つぎに味は。炒飯はふつうの炒飯で、野菜スープも薄味でした。チキンステーキは肉食花子。

固い固いステーキ。辛い辛いスパゲティ。サラダ。

朝はいつものトーストと、内儀がこどもたちに作った弁当おにぎりのお流れ頂戴。朝一番、会社の会議室で技術畑の日本人コンサルタントに挨拶。団塊世代は強いなあとあらためて感銘。お昼前、会社の安全管理担当と住居物件現場視察。基準をクリアしたので、これから契約にむけて大詰め交渉。お昼ごはんは例によって会社の1階ビュッフェ。濃緑色のカレーは、ほうれん草でした。たぶん。今日は贅沢して、チャイを頼みました。旨いなあ、パキスタンのミルクチャイ。60円。 ちなみにパキスタンルピーと日本円はほぼ1:1なので、このブログで円というのはルピーとおんなじことです。パキスタンでの買い物は、計算する必要がありません。 夕刻、ゲストハウスで内儀を拾い、ふたりでコサールというマーケットにお買い物。帰宅して、ゲストハウスの食堂で夕食を頼みました。花子はステーキ。月子はスパゲティ。我が輩はサラダ。

ホットチキンサラダ。チャイなど。

水曜日。朝はいつものトーストと目玉焼き、ヨーグルトに加え、おにぎり。前日内儀が奥様コネクションで、某筋から借り受けた炊飯器を使って短粒米を炊き、おにぎりを作ってくれました。短粒米を複数ブランド扱っているスーパーマーケットがあるとか。こどもたちが大喜び。すごいねうちの内儀。 子供たちの通学バスを待つためゲートに出ると、朝まで雨が降っていたらしく、ずいぶん涼しくなっていました。朝とか夕方以降はクーラーがいらないくらいです。 お昼は会社の1階の食堂でビュッフェ。ラホール風だーる、チキン手羽の辛煮を3つ、ご飯のうえに載せました。野菜サラダにはこりこりした食感の桃もついています。デザートはライスプディング。これまた期待どおりの模範的な味でした。325円でこんな贅沢なご飯が食べられるのですから、よほど気をつけないと、あっというまにブーデーになってしまいます。 夕方帰宅して、兄貴・みどりちゃんとスカイプ会話。会話というよりも、日本からの音声は聞こえるのに、こっちからは筆談。じつはこの糞ウィンドウズ、ワイヤレスが受信不能で会社のIT担当のパシュトゥーひげになおしてもらったのですが、マイクロフォンのドライバーも飛んでいたとは。「ネットワーク管理者に相談してください。」誰や、それ?俺か? スカイプ会話を終了してから、みんなで夕食。近所のカフェで、我が輩はホットチキンサラダとチャイ。こどもたちはホットドッグとか、チキンサンドイッチ。内儀はシーザーサラダ。我が輩のホットチキンサラダは、「ホットチキン」がのっかったサラダと思って注文したら、チキンもサラダも尋常ならぬホットさでした。あー辛かった。甘いミルクチャイが救いでした。

イスラマバードで中華

火曜日。朝はいつもどおりトーストと目玉焼き、ヨーグルトなど。お昼は会社の食堂で、ぴり辛だーる(豆煮)、ご飯、サラダ。デザートはパンプディング。これは見た目を裏切らない味でした。午後、大使館で挨拶まわり。 夕食は、会社の日本人スタッフが歓迎会を催してくれるとのことで、家族そろって金門弐なるレストランで中華。(たぶん)広東語をしゃべるおばちゃんがやっていて、カレーっぽくない、中華らしい中華と、なんとなんとカールズバーグのビール。所長サンの隣の席だったけれど、所長が大学の同学なので、ずいぶん気楽な宴会でした。

中華風野菜煮のはずがなぜかカレー。

月曜日。前夜から午前中まで豪雨。こどもたちの学校初日はパパと月子のふたりで登校。花子はおなかいたのダメージから完全復活できずお休み。月子を学校に届け、会社へ。 お昼は例によって会社の地下で、緑豆カレー。見かけによらずかなり辛かったなあ。デザートとして、黄色のスライム状のものをごく少量味見。だーる(豆)かと思ったら、お米でした。生薑の風味がほんのり。いろんな意味で見た目と期待を裏切ってくれるパキスタン料理です。午後遅くから晴れ。帰宅して、たまには外食したいのに、こどもらはゲストハウスの食堂が気に入っているらしい様子。ま、こどもも新しい環境に適応するのに精一杯だろうから、わがままを聞いてあげましょ。 中華風野菜煮のはずが、やはりなぜかカレー。うーむ、そういうものなんだろうなあ、きっと。

チキンカラーヒ。マトンカラーヒ。

日曜日。朝4時すぎに起きてウルドゥー語独習。わずか20分くらいで崩壊し、目覚めたらほぼ8時。隣部屋に移動した女性たちを起こして朝ご飯を食べ、10時からサリム氏のスズキに乗って、内儀と家巡り。西のほうの山が煙って見えないと思ったら、雨がぽつぽつふりはじめ、すぐに豪雨になりました。スズキはフロントウィンドウが曇って前方が見えません。 4件ほどまわって、花子が腹痛という連絡があったので、ゲストハウスに帰着。お昼は骨付きチキンのカレー煮。花子は断食。午後は花子の看病でまったり過ごし、夕刻内儀と近所のスーパーマーケット。 スーパーマーケットには、豊富な種類の豆やら、米やら、粉、豊富な種類と価格の油、チーズ、スパイスなどがありました。特に魅力的だったのが、巨大な羊のもも肉。感動したのが、平べったいなべぶたのようなフライパン。きっとチャパティを焼くのでしょう。そしてゆで卵スライサーのような、じゃがいもスライサー。これでフレンチフライを自宅でつくるのに違いありません。家が決まったらきっと買おうと思いました。 帰宅したら花子の下痢がとまり、発熱ステージに移行しました。これでじゅうぶん菌を殺してくれれば、大丈夫でしょう。花子以外はマトンの骨付き煮込みカレーと野菜煮込み。野菜煮込みは、やっぱりカレーでした。野菜カレーと書いてくれたらええのに。マトンカラーヒは、まったく羊の臭みがなく、感動的なまでに柔らかく旨いものでした。

チキンカレー。野菜ぶーじあ。

土曜日。朝はゲストハウスでトースト、目玉焼き、じゃがいもカレー炒めなど定番メニュー。コーヒーはネスカフェ。午前中から午後1時ごろまで 家探し。不動産屋の鬚おやじのスズキ(クーラーなし)に家族4人のりこんで、6件くらいまわりました。おーなんと暑いこと。前日の夕方、近所の店でボラれるのを覚悟で仕入れておいた、しゃるかみと呼ばれるパキスタンの服(パジャマみたいなやつ)を着用していたので、洋装よりも涼しいはずですが、おおいに汗をかきました。ただし湿気が格段に少ないので、それほど不愉快さはありません。 ホテルに帰着して、キッチンでお昼を頼み、出来上がったのが2時半くらい。我が輩と内儀はチキンカレーとサラダ、子供たちはチキンバーガーをシェアしながらゆったりまったりと食べ、ときどき停電するなか、部屋でごろごろ読書などしていたら、日本人学校の先生がご来訪。あれこれ話を伺っていたら夕刻になり、部屋を階下に移動したりしているうちに日没。またキッチンに少量の夕食を頼み、8時過ぎくらいにできあがったのをまったりと食べました。 ここのキッチンで作ってもらった食事をすると、我が輩も内儀も圧倒的に眠くなります。 「MSG(いわゆる味の素)効果かな?」 「でも、こどもたちは平気だよ。」 「じゃ、断酒の影響かな?」 「肝臓が休暇もらって眠ってるとか?」 などと話し合い、笑い合いました。

パキ第2天。ダール。ダール。サラダ。

金曜日。朝はホテルでトースト、目玉焼き、コーヒー。コーヒーに入れるミルクがやたら薄いのですが、味はしっかりしているところを見ると、水牛のミルクなのかな。微妙。 出社したら多くの人が、日本人も含めパキスタン服を来ています。そぉか、今日は金曜日だったのだと認識。お昼は会社のビュッフェ。おなかがすいたので、一番に行きました。ダール(豆)煮とヨーグルト、さらにチキンカレーのソースだけちょっと頂いて、ご飯にかけて頂きました。サラダにもフルーツが使われていて、美味。 5時過ぎにさっさと退社して帰宅。内儀とこどもたちは不動産屋と8件の物件巡りをしてお疲れなので、ホテルの食堂で夕食。我が輩はランチに味をしめてまたダール煮とサラダ。そしてぱりぱり皮のフライドチキン。内儀とこれで断酒2日目だね、意外とこのまんまいけるかもなどと談笑。