昨年、このあたりは柿が不作だった。したがって柿を吊るせなかった。 今年は豊作っぽいので、早いうちにまつりのおやじに150個とか200個を頼んでみた。はっきりした返事がないので、おやじも自分の商売に使うんだろうと思っていた。 兄貴夫婦が来たとき、塩尻のさきの今井めぐみの里に行った。渋柿を安くで売っていたので、100こ買った。翌週の朝、まつりのおやじにそのことを言ったら、「いくらだった?」 「1こ20円弱だね。」 「明日でっかい袋もってきな。100個用意しとくから。1500円な。」 おー、そうきたか、おやじ。 「了解。でっかいふくろ。1500円。いま払っとくよ」 じっさい袋に入れてくれたのは120個。家で検分したら、10個は過熟で柔らかすぎ。10個は痛んでいて食用に向かない。20個は梗がすっこ抜けたので、ヘタ焼酎づけのあと密閉コタツ行き。そうするとタンニンが非水溶性に変化するので、いわゆる「渋が抜ける」のだそうな。 だもんで、吊るしたのは180個。