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3月, 2023の投稿を表示しています

ふきのとうのパスタ

週末はずっと雨。PS3をSSDに装換したら起動が速くなったけれど、GTA5のデータが飛んでしまった。初めからやり直したら、オンラインが廃止されていた。株で大儲けできず、ちょっと貧乏になった。ゲームの中の話だけど。 土曜日の夜更け、ゲームをしていたら腹が減った。そうだ、高山ラーメンを作ろう。おっとネギがない。大根の葉っぱで代用しよう。そしたら、とても旨かった。 日曜日はめずらしフミちゃんが台所に入らなかったので、内儀のパスタ。まつりのおやじがくれたふきのとうをたんと入れた、春のかおり満載のおいしいパスタでした。ごちそうさま。

梅津ウィスキー会結成!第1回:シングルトン

 梅津ウィスキー会とは何ですか? - 毎月1本、今まで味わったことのないウィスキーを会費で買って楽しむ会です。 会員は誰ですか? - 正会員はいまのところ二人。会長は「中華喰うか」主催者です。 入会資格はありますか? - できたばっかりなので決まっていません。たぶんうるさいことは言わないと思います。遠方在住の人で興味のある人なら勝手に加入してもいいんじゃないですか。 - と書いておいて、いきなりうるさいこと言います。最初のテイスティングはストレート一択。水割り厳禁。バーボンだったらソーダ割OK。2杯め以降は水割りOKやけど、2倍割すなわちウィスキー1に対し水1の比率まで。 梅津ウィスキー会という名前の由来は? - 内儀の旧姓です。最初に乾杯したとき、梅津幸夫さん(2021年1月没・享年85歳)が草葉の陰で「俺も入れてほしかったなあ」と笑ったので、梅津会にしました。 +++++ 記念すべき第1回はシングルトン。 醸造所はここ: https://goo.gl/maps/xyUZwPyCggT37Ywy7 と言っても土地勘がないから全然わからんけど。 一般会員の声:水割りは難しい。ストレートだな。 会長の声:ラフレグみたいな癖がない。グレンモーレンジほどのスモーキーさもない。いい意味で入門的な親しみやすさ。おつまみはアーモンドがいいだろうけど、でんろく豆の皮フライビーンズでじゅうぶん。臭い臭い系のチーズは香りを殺すかもしれない。あたり前田のクラッカーにクリームチーズを薄く延ばし、スモークトサーモンを一切れのせ、ケイパーを一粒載せたらええ按配じゃないですか。もっと淡白に行きたいなら、前田のクラッカーにクリームチーズじゃなくて、ヨーグルトの水抜き(コーヒーの濾し紙で一晩放置)にユズとかポンカンのマーマレードをあしらったらどうかな。 ま、こんなことを語る大人の宵の会ですわ。

上田のルヴァンのパン

 連休の最終日。済州島から帰国した月子を塩尻駅に出迎え、長野道。松本をすぎ、梓川スマートICで長野道を降り、三才山トンネルを通って鹿教湯温泉。文殊の湯にまったり浸かり、温泉まんじゅうを買って上田。買い物をして月子を送り届け、夕刻にHit the road, baby! 7時半ごろ富士見着。夕食は、上田のルヴァンで買い求めたハード系のパン。ツルヤで買った本格派チーズ三種類合わせ盛り。内儀はワイン。我が肺はウィルキンソンウォッカ50度のお湯割り。 写真はルヴァンと、お隣の酒蔵「亀齢」・・・鶴は千年、亀は万年と申します。実に縁起のええ名前です。地元でうまい酒といったら「亀齢」と言われる、知る人ぞ知るブランドだそうな。もちろん今の季節では売り切れです。 新幹線の駅から歩いてでもこれる距離で、こんな佇まいが残されている上田。素晴らしい。

毒沢鉱泉

中華喰うかはタイトルどおりきほん食い物の話なのですが、前回「そば幸」で語りすぎたので、同じ日に行ったのですが別立てで書きます。 そば幸の帰りに五一のワイナリーに立ち寄ってBBx2へのお土産ワインを購入。なんだか混んでたなあ。斜め向かいにある井筒ワイナリーにも乗用車がたくさん止まっていたから、連休にした人が多かったのだろう。 塩嶺峠を越えたら雪が全然なくなって春景色。そのまんまトンネルで岡谷と下諏訪を通り抜け、毒沢鉱泉。これは下諏訪の市街地の北限にあって、かなりな急坂を登らなければなりません。毒沢鉱泉には宮の湯、神の湯があって、さらにもうひとつ地域の区の住民だけのためのバラック建ての温泉。宮の湯も神の湯も日帰り温泉があって、秘湯っぽいのが神の湯。宮の湯を通り過ぎ、行き止まりを右。T字路を右。なんでこんなとこに的住宅街を抜けると、あとはジムニー道の急坂。真冬ならスタッドレスにチェーンがいるかも。 https://goo.gl/maps/DsqwrHQq4218gvWV8 急坂のどん詰まりにあるのが神の湯。源泉の温度は計測した時の気温と同じ2度。それを45度くらいまで加熱した掛け流し。吐出口近くでは熱いけれど、木造の浴槽の隅っこに行くと42度くらい。冷たいままの源泉を水風呂にしていて、備え付けの紙コップで飲泉も出来ます。飲んでみたらレモン水みたい。これでウォッカを割って飲んだら旨いだろうな。 お湯は不透明感90%くらいの茶色。温度によって色が変わるのは、強塩・強酸性の上にアルミニウムと鉄分がのっているからでしょう。成分のせいか、ガツンときます。我輩は温泉と冷泉をそれぞれ4回めぐりました。硫黄泉とは異なるインパクト。 下諏訪というのは我輩がこの7年間、週日通勤して見慣れた街です。しかし毒沢鉱泉の帰りにみる下諏訪は、いかにも昔の宿場町、甲州街道と中山道の交差点、という感じです。「なんだかトリップ感があるなあ」というと、内儀もそうだと言います。ひょっとしてこれは、毒沢鉱泉効果なのか?下諏訪から諏訪市に入りました。上諏訪の見慣れた風景もやはり、温泉街に旅行に来た我々みたいな感じで眺められます。ワインを買うために立ち寄った茅野のツルヤのあたりも然り。我が家に帰ってようやく日常感が戻りました。 毒沢鉱泉。不思議な空間であります。

そば幸でもりそばと天ぷら

日曜日は内儀と二人で外出。 蕎麦探偵。 唐沢そば集落は何度か通った。内儀は5件を制覇したらしい。この日は行ったことがない蕎麦屋を探訪。「そば幸」は、大きな農家の母家をそのまんま店にした感じです。玄関で靴を脱ぎます。入って左手は厨房と客室の小部屋。右手に大広間。中央奥に階段があるのは、おそらく中二階か天井裏へのアクセスでしょう。 諏訪の多くの農家では、天井裏で蚕(おかいこ様)を飼っていたそうです。夜は蚕が桑の葉を食べる音がうるさいくらいだったとか。そんなお蚕様も、繭を取るために茹でられてしまう。繭をとったあとのお蚕様も無駄にせず、砂糖醤油味で煮たり炒ったりされて、飯のおかずとか酒のあてになる。我輩も師匠のところで、便所虫そっくりの蚕のスナックを出され、ありがたく頂戴しました。美味かった。貴重なタンパク源やし。 こういうのを「こんな高価な珍味を頂きまして」なあんて言いながら旨そうにもりもり食べると、諏訪人が心を開いてくれるんだ。本当にイケるし。コメと一緒に乾燥されたイナゴなんて、脱穀のときに落ちてくるのをいっぱい食べたら、口の中が金属くさくなるけれど。でも地元の伝統食をいっぱい食べたら好かれる。これはイラクでもマレーシアでもインドネシアでもタイでもそうだった。出されたものを旨そうに(それがたいてい旨いんだ)大量に食べると友達になれる。旨そうにもりもり食うだけ。岸っやんみたいにうだうだ言う必要はない。我輩はアフガニスタンにいっても、タリバンと友達になれるんじゃないかと思う。外交官試験に、ワケのわからんものを旨そうにもりもり喰うっていうのはないのかね。 いま闇勢力が流行らそうとしているコオロギより、お蚕様のほうがよっぽどいい。コオロギみたいな肉食の虫はなま臭いし、エグい。お蚕さまとかイナゴは草食なので、あっさりしている。虫を喰ったことがない奴らが、つまりテイストがわからないアホがキャンペーンを張るとピンボケになるという好例だ。いきなりコオロギって、ハードル高いでしょ。タイランドではタガメを唐辛子炒めする。イナゴや蚕に抵抗のない我輩でも、タガメみたいな肉食系とかゴキブリみたいな雑食系は敬遠する。生臭いから。コオロギも遠慮する。ほんと生臭いよ。自分らで普段食ってない奴らがイデオロギーだけでキャンペーンしたら、味覚がついていかないんだ。 国連会議の晩餐会でコオロギを唐揚げで出して

松本のアジアンステーションでダールバート

こないだの土曜日は、内儀の誕生日プレゼントを買うために松本。この日だけはなぜか蕎麦を食べたくなかった。翌日の日曜日はお寺の報恩講で、その帰りにおかんと蕎麦を食べそうな気がしたからだ。なぜおかんと蕎麦かというと、おかんと中華の福家源にいくと、我輩の一人前プラスおかんの食べきれなかった分を食べないといけない。福家源のボリュームで1.5人前はキツい。蕎麦ならおかんは完食する。だからおかんとは蕎麦一択だ。そしたら前日の、内儀とのデートは蕎麦じゃないほうがいい。 そんな経緯で、路地のどんづまりのアジアンステーションでダールバート。 https://goo.gl/maps/ByqQtWKMBsfNc5Ya7 棚を眺めていると、Khukuriという酒が見えた。たしかネパールのラム酒だったような気がするのだが、ひょっとしてバンコクウィスキー(じつはラム酒)と記憶が混同しているのかもしれない。大麻を解禁したのはタイランド。ネパールは解禁していないはずだけど、事実上なんでもありだ。ネパールに行くときは、タイランドで飛行機を乗り換える。そんなこんなで、タイランドとネパールはぜんぜん違う国だが、ラム酒とかコモディティーについては、ときどき混乱してしまう。

SUMIと峠の一升瓶

こないだ会社の帰りに下諏訪の中村酒店で「峠」の一升瓶を買った。店主に聞いたところ、中村酒店は地元の諏訪の清酒をおもに扱っているという。千曲川沿岸ですら、一升瓶の「峠」を置いている酒屋に出会ったことはないというのに、八ヶ岳の(佐久とは)反対側の地味な、しかも清酒専門店にそれが置いてある。まえに中村酒店に行った時は一升瓶がなかった。店主によると「蕎麦屋が買って行った」のだそうな。たぶん蕎麦屋需要だな。 富士見の駅近くに福寿屋という小さな酒屋がある。向かいの藤森写真館で証明写真を撮ってもらうときに、そこに酒屋があるというのは知っていた。でもあまりに小さい店なので、客一人の存在が相対的にでっかくなる。いったん入ったからには、何か買わざるを得ないような恐れが生じる。だから入る勇気がなかった。 木曜日、内儀が残業で駅まで迎えに来られないという。駅から家に向かって歩き出したとき、福寿屋の明かりが見えた。ちょっと迷ったが、「峠ありますか?」と尋ねればええじゃないかと覚悟を決め、入ってみた。焼酎を眺めていると、店主が出てきて「焼酎ですか?」と言う。「峠ありますか?」と尋ねたところ、「今はたまたまないけれど、そのうち入ります。」と言う。それは素晴らしい。「蕎麦焼酎ですか?」「うん、最近は蕎麦ばっかりでね。」「うちは蕎麦はあんまり置いてないんだけど。」なんて会話をしているうちに、SUMIの一升瓶を見つけた。 「お、SUMIの一升瓶だ。これ買お。」と、本音で衝動買い。諏訪には酒蔵が何軒かあるけれど、焼酎を作っているところは少ない。その中で真澄が作っている粕取り焼酎がSUMI。諏訪ではスーパーマーケットでも扱っているけれど、四合瓶しかみたことがない。 以前なお君に進呈したところ、絶賛。そんな絶賛するくらいうまいかなと思ったのだが、「峠」とかわるがわる、それぞれショットグラスで飲んでみたところ、SUMIの佳さがわかってきた。峠はクセがあるけれどマイルド。香りが鼻の奥に漂う。SUMIはクセがないぶんストレート。香りは飲んでから喉奥にやってくる。交代で飲んでいるうちに、すっかり酔っ払ってしまう。 一升瓶じゃないと、すぐになくなってしまう。

再び福家源で炸醤麺

3月5日の日曜日。我が輩は朝からコーヒー豆の買い出しとか、灯油の買い出し。淳子がひさびさに顔を出したので、みんなで福家源の中華。ここは哈尔滨出身の中国人がやっている店で、愛想はない。茅野の聚香園も哈尔滨系で、こっちは愛想がいい。哈尔滨は1000万人都市なので、愛想のいい人とか愛想の悪い人、気前のいい人悪い人、いろんな人がいて当然だ。 ここに来たら我が輩は炸醤麺、もしなければ坦々麺の2択。その日は炸醤麺をやっていた。淳子もそれを頼んだ。淳子は妹キャラなので真似をしてもいいことになっている。内儀は野菜麺。月子は青椒肉絲飯と点心盛り合わせ。それからニンニク炒飯。みんなかなり腹一杯になりました。めでたしめでたし。

 上田のかどっこでピッツア

ポルトガル人のニノ君が、ひょっとして仕事が見つからなかったら帰国かもしれないと言うので、内儀たちは白樺湖経由で、我が輩は諏訪でガソリンを入れてから和田君峠経由で峠越え。長和町の道の駅で合流して上田。月子が見つけた古民家ピッツア屋Kadokkoで昼食。季節の山菜がトッピングされた本格派ピッツア。デザートはいちごタルト。 https://goo.gl/maps/a3jqMwtMcDiukdnq9 不定期に開催される古道具屋市をぶらぶらしながら、いまのところ日本の公教育の小学校で英語を教える仕事の返事待ちだとか、いろいろ話を聞きました。古道具屋市が開催されている街路の真ん中にあるパン屋で葡萄パンと、バゲット。それからちょっと酸っぱいドイツタイプのヘヴィーなパンなど購入。中国物産という謎の店を見つけたのでふらふら入ったら、蘭州牛肉麺のインスタントが1パックなんと200円。月子に「蘭州牛肉麺が200円だって!」と、どうやら我が輩は中国語で言ったらしく、中国人のお姉さん(とおばさんの間くらいの女性)に中国人だと思われたようだ。だいたいアジア系の顔をした人間が中国語を喋ったら、速攻で中国人認定される。これは仕方がない。西方系の、多少濃いめの顔をしていても、やはり中国人認定されてしまう。中国は唐の昔からアラブ系やペルシア系がウロウロする国際都市であり、現代でもウイグル族がいるからだろう。 店番のお姉さん(とおばさんの間くらいの女性)が、この一家は完全に中国人だと思ったらしく、月子に東北アクセントの中国語で話しかけていた。月子は「私は中国語ができない。あの人(我が輩のこと)は日本人。連れはポルトガル人。」と言ったところ、お姉さん(とおばさんの間くらいの女性)は大いに混乱。お姉さんの混乱も仕方がなかろう。 我が輩が2010年ごろ、タイ人のリキットを連れて寧波に行った。鋼材を探す出張だった。ある朝、道端の店でアクの浮きまくったクソまずいワンタンスープを啜りつつ、我が輩はタイ語ができないので、リキットとあれこれ(英語で)話していた。気がついたら我々の周りに人垣ができていた。群衆の一人が我が輩に、「あんたら、なんで英語で喋ってんだ?」と尋ねるので、「こいつはタイ人で、中国語ができない。我が輩はタイ語ができないから、仕方がないので英語で喋ってるんだ」と説明すると、そのおっさんは「さよか」みたい