ポルトガル人のニノ君が、ひょっとして仕事が見つからなかったら帰国かもしれないと言うので、内儀たちは白樺湖経由で、我が輩は諏訪でガソリンを入れてから和田君峠経由で峠越え。長和町の道の駅で合流して上田。月子が見つけた古民家ピッツア屋Kadokkoで昼食。季節の山菜がトッピングされた本格派ピッツア。デザートはいちごタルト。
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不定期に開催される古道具屋市をぶらぶらしながら、いまのところ日本の公教育の小学校で英語を教える仕事の返事待ちだとか、いろいろ話を聞きました。古道具屋市が開催されている街路の真ん中にあるパン屋で葡萄パンと、バゲット。それからちょっと酸っぱいドイツタイプのヘヴィーなパンなど購入。中国物産という謎の店を見つけたのでふらふら入ったら、蘭州牛肉麺のインスタントが1パックなんと200円。月子に「蘭州牛肉麺が200円だって!」と、どうやら我が輩は中国語で言ったらしく、中国人のお姉さん(とおばさんの間くらいの女性)に中国人だと思われたようだ。だいたいアジア系の顔をした人間が中国語を喋ったら、速攻で中国人認定される。これは仕方がない。西方系の、多少濃いめの顔をしていても、やはり中国人認定されてしまう。中国は唐の昔からアラブ系やペルシア系がウロウロする国際都市であり、現代でもウイグル族がいるからだろう。
店番のお姉さん(とおばさんの間くらいの女性)が、この一家は完全に中国人だと思ったらしく、月子に東北アクセントの中国語で話しかけていた。月子は「私は中国語ができない。あの人(我が輩のこと)は日本人。連れはポルトガル人。」と言ったところ、お姉さん(とおばさんの間くらいの女性)は大いに混乱。お姉さんの混乱も仕方がなかろう。
我が輩が2010年ごろ、タイ人のリキットを連れて寧波に行った。鋼材を探す出張だった。ある朝、道端の店でアクの浮きまくったクソまずいワンタンスープを啜りつつ、我が輩はタイ語ができないので、リキットとあれこれ(英語で)話していた。気がついたら我々の周りに人垣ができていた。群衆の一人が我が輩に、「あんたら、なんで英語で喋ってんだ?」と尋ねるので、「こいつはタイ人で、中国語ができない。我が輩はタイ語ができないから、仕方がないので英語で喋ってるんだ」と説明すると、そのおっさんは「さよか」みたいな感じで納得し、群衆も散ってしまった。「じゃ、あんたは何人なんだ?」って誰も聞かなかった。中国ではそんなもんだ、という話を、店を出てから月子にしました。
我が輩は「中国物産」で、唐辛子油と蘭州牛肉麺を2パッケージ買い求めました。「安いねー。」と、どうやら我が輩はまた中国語で言ったらしく、お姉さん(とおばさんの間くらいの女性)は、「賞味期限切れが近いからね」とかなんとか、また東北アクセントでまくしたてる。「また来るね。再見!」と退場。ヌノ君は何がなんだかわからなかったようだ。上田はほんと、国際的な街だ。
ヌノ君に、「だいじょうぶ。ウクライナじゃあるまいし、誰も君をブタ箱にぶち込んだり、戦場に送ったりしないから。」と励まして別れた、その翌日に合格との連絡。新天地は駒ヶ根だって。
よかったね。また宴会で飲もう。
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