12月4日は日曜日。朝一番、ゼイバーズでベーグルなど買い求め、1番の地下鉄でサウスフェリー。スタテンアイランド行きのフェリーボートでコーヒーを買い、巨大なベーグルを食べ終わらないうちにセント・ジョージの波止場に到着。ターミナル全体が奇麗になったうえに、13年間で記憶がずいぶんあやふやになり、とまどいながらスタテンアイランド鉄道に乗りました。毎日通勤していたのに、記憶というのはアテにならんもんです。
月姫の生誕地への巡礼です。
オールドタウンという駅でおり、反対側のホームで帰りの電車の時刻を確かめ、途中でベーカリーに立ち寄ったりしながら、徒歩で小高い丘になっている墓地へ。海が見えるこの墓地は、赤ちゃんだった小さな月姫をつれてピクニックに来たところです。
今よりも若くて、金銭の余裕がなかったふたりは、バスと電車とフェリーと徒歩でずっと暮らしていました。
オーバリンストリートの小さな一軒家は、もうすでになくなっていました。お向かいのアンクル・パットの家だったところのガレージに自動車が停まりました。運転していたアルバニア人のおじさんによると、ご近所はことごとく引っ越してしまったとのこと。
「9.11で、みんなの生活がすっかり変わったんだよ。」
ちょっと寂しくなって、それから30分ほど歩いて海岸に行きました。
対岸にブルックリンが見えます。海に向かって左手には、ベラザノナロウズブリッジ。美しい吊り橋です。かもめがたくさん飛んでいます。こどもたちは砂浜でこころゆくまで遊び、走り、歓声をあげています。我が輩は内儀と、こどもたちもすっかり大きくなったなあ。時の経つのも悪くないね。こんどは花姫の生誕地巡礼だね、などと話しました。福美ちゃんにもいい気散じになったようです。
バスに乗って、橋の足下を通り過ぎ、ダウンタウンも通り過ぎ、ふたたびセント・ジョージの波止場。スタテン・アイランドにやってくる前に暮らしていたクイーンズ区のフラッシングは、とてもごちゃごちゃしたうるさい中華街ですが、ご飯は抜群に旨かったところでした。そこからスタテン・アイランドに引っ越そうと、そのむかしふたりで訪れたところをバスが通りました。「ダウンタウンのあたりはちょっと粗雑なかんじだから、もうちょっと奥で探してみようか。」などと話しあったことを思い出しました。
午後3時頃、42丁目のブライアン・パークに到着。こどもたちは2時間ほどスケートを楽しみました。すっかり寒くなったなかを歩いてグランドセントラル駅のオイスター・バーに行ったら、日曜日はお休み。記念撮影だけして、地下鉄を乗り継いでホテルの近所に戻り、78丁目あたりの店の屋外のテラスでステーキ・サンドイッチ。
月姫の生誕地への巡礼です。
オールドタウンという駅でおり、反対側のホームで帰りの電車の時刻を確かめ、途中でベーカリーに立ち寄ったりしながら、徒歩で小高い丘になっている墓地へ。海が見えるこの墓地は、赤ちゃんだった小さな月姫をつれてピクニックに来たところです。
今よりも若くて、金銭の余裕がなかったふたりは、バスと電車とフェリーと徒歩でずっと暮らしていました。
オーバリンストリートの小さな一軒家は、もうすでになくなっていました。お向かいのアンクル・パットの家だったところのガレージに自動車が停まりました。運転していたアルバニア人のおじさんによると、ご近所はことごとく引っ越してしまったとのこと。
「9.11で、みんなの生活がすっかり変わったんだよ。」
ちょっと寂しくなって、それから30分ほど歩いて海岸に行きました。
対岸にブルックリンが見えます。海に向かって左手には、ベラザノナロウズブリッジ。美しい吊り橋です。かもめがたくさん飛んでいます。こどもたちは砂浜でこころゆくまで遊び、走り、歓声をあげています。我が輩は内儀と、こどもたちもすっかり大きくなったなあ。時の経つのも悪くないね。こんどは花姫の生誕地巡礼だね、などと話しました。福美ちゃんにもいい気散じになったようです。
バスに乗って、橋の足下を通り過ぎ、ダウンタウンも通り過ぎ、ふたたびセント・ジョージの波止場。スタテン・アイランドにやってくる前に暮らしていたクイーンズ区のフラッシングは、とてもごちゃごちゃしたうるさい中華街ですが、ご飯は抜群に旨かったところでした。そこからスタテン・アイランドに引っ越そうと、そのむかしふたりで訪れたところをバスが通りました。「ダウンタウンのあたりはちょっと粗雑なかんじだから、もうちょっと奥で探してみようか。」などと話しあったことを思い出しました。
午後3時頃、42丁目のブライアン・パークに到着。こどもたちは2時間ほどスケートを楽しみました。すっかり寒くなったなかを歩いてグランドセントラル駅のオイスター・バーに行ったら、日曜日はお休み。記念撮影だけして、地下鉄を乗り継いでホテルの近所に戻り、78丁目あたりの店の屋外のテラスでステーキ・サンドイッチ。
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