ホテルのベッドで目を覚ました頃は、あのワインディングロードをまた走るのは面倒だなと思いました。カーテンを開けると、はるか西の海上には灰色の雲が拡がっていましたが、街は快晴。午前7時半ごろホテルをチェックアウトする頃には、退屈な滋賀県やら尾張一宮のラブホテル街の殺伐を通りぬけ、さらに5000円くらい高速料金を取られるのもアホらしくなりました。
朝ご飯はホテルではなく、道中。前日調達したおこわ炊き込みご飯が、手付かずで残ってたもんで。最初のストップは越前大野荒島郷の道の駅。甘柿を調達。渋柿もあったけど、おんなじような値段で甘柿があったら、渋柿をわざわざ買う必要はない。標高の高い諏訪では甘柿ができないので渋柿を干す。甘柿があったら、誰もそんな手間はかけない。この辺は舞茸が名物らしく、お昼用に舞茸おこわ弁当も調達。我輩はおこわに弱い。
次のストップは九頭竜の道の駅。このへんは高低差のあんまりないワインディングロード。バイカーとスポーツカーがやったら多く、ブイブイゆわしてます。ここでも甘柿を調達。渋柿もあったけど、以下同文。
次のストップは岐阜県郡山市、標高876メートルのひるがの高原PA。疲れたのでちょと昼寝。ここを過ぎて長いトンネルを抜けると飛騨高山。雪の北アルプス連峰が見えます。絶景。
次のストップは岐阜県高山市のファミマ。高山「市」というのは、長野県高井郡高山村と区別するため。市街地は標高436メートル。このファミマの角を曲がったら、標高がぐいぐい上がります。長い安房トンネルを抜けると、長野県松本市。
ここからはお馴染みの高低差めっちゃありのワインディングロード。救急車と2回もすれ違ったのは、どっかで事故があったのかな。風穴の里の道の駅の手前で、おそらく十数台の行列の最後尾に追いつきました。先頭に鈍臭い、もとい慎重な人がいたのでしょう。こまかいブレーキ操作をすると脚が痙攣するので、風穴の里でひと休み。
ふたたび行列に追いついたのは、シマシマのあたり。島島駅を過ぎると勾配がゆるやかになり、急カーブもなくなるのでスピードが上がります。街に入り、いつもの農産物直売所で長芋をオトナ買い。
松本から高速道路で帰宅したら午後4時。内儀が豚汁を作っていました。食べ損ねたお昼、舞茸おこわ弁当をつまみながらウィスキーのソーダ割りを啜り、土産話。そうこうするうちに豚汁が煮えたので、お昼ご飯から早い夕飯に移行しました。焼きたての鰯が絶品!
コメント