
みかちゃんがやってきました。きょうはアパートの契約だそうです。そして、おいしくてハイカラなばんごはんをつくってくれました。クリームシチューのはいったポットに、マッシュルームのようなパイ生地の帽子がのっているやつです。30年まえ、三宮のロシア料理店で食べた記憶があります。誰と食べたかは、もちろん政治的配慮から忘れてしまいましたが。
とてもおいしい料理でしたが、大胆にカットされたにんじんを残したことがこどもたちは気に入らなかったらしく、さらにいえばこどもたちのオフィシャルな「おねえちゃん」であるみかちゃんの料理を、たといえパーツといえどもパパが食べなかったことが許せないらしく、なんとか食べさせようと苦心していました。我が輩はこどもたちにきらいなものを食べるように強制したことはいちどもないので、その理不尽さに抗議しました。にんじんがきらいなのではなく、生とてんぷらのにんじんは大好きで、煮た人参がきらいなだけなのです、と。
きらいなものを強制したためしがないとはいえ、うちのこどもたちは好き嫌いがほとんどないのです。あったとしても、にんじんとかピーマンとか、常識の範囲内です。だから強制する意味もあまりなくすごしてきたというわけです。そんでけっきょく人参はたべたかというと、もちろんたべていません。
コメント