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イポーニツによるウォッカ批評 第11回 ロシア対アメリカ

 スミルノフというファミリーがその昔、うまいウォッカの製法を確立したらしい。ファミリーがアメリカに移民してからもウォッカを作った。その会社を製法とブランドごと売ってしまった。それが今のスミノフ。あちこちで造っていて、イギリス製のもみたことあるような気がする。

閑話。イギリスといえば、ジン屋のギルビーズもウォッカを造っている。ギルビーズもあちこちで造っていて、コリア製のをみたこともある。どこで造っても、うまければええじゃないか。とは思うものの、サントリーのハクみたいに、コメを原材料にして竹炭で濾過したのもある。これはウォッカというより、焼酎じゃないのか。原材料はその立地で手にはいる雑穀で、それを糖化・発酵・連続蒸溜。そして白樺の炭で濾過する。日本ウォッカ協会の関連ブログのどっかに書いてあったのは、これがウォッカの標準的な条件。砂糖大根やサトウキビ由来の糖蜜をブレンドして発酵・濾過したのをウォッカとして出している酒造会社もある。メンデレーエフさんが「ウォッカは40度が正しい」という論文を書いたのに、37.5度のウォッカも堂々と販売されている。何を以ってウォッカとするかという厳しいルールはないみたいだ。閑話休題。

今回はアメリカ製スミノフとロシアン・スタンダード。スミノフはマイルド。サンフランシスコのスカイみたいな、糖蜜由来っぽいねっとりさはなくて、スムーズといえばスムーズ。でもフィンランディアみたいに、感心するようなスムーズさではなく、いわばなぁーーんも考えず、だらだらと飲めるウォッカ。つぎにロシアン・スタンダードを飲むと、おそらく贔屓目なのだが、スムーズな中にエッジが立っている。

個人的にはロシアのがいいな。



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