金曜日。錦江之星酒店の朝食は健康的でとてもよろしい。ちなみに錦江之星酒店というのは、あれよあれよというまに中国全土で500店くらいになったバジェットホテルのチェーンです。陳さんと朱嬢に拾ってもらい、ふたたび海塩市の西塘というところにある地味めの工場。工場についたとたん、萌チャイ氏がホテルの朝食レストランにPCを忘れてきたレオというので、電話連絡したところホテルいわく没有問題。ほんとかねー、たぶん無理だろーねーと萌チャイ氏に希望をもたせないようにしつつホテルに戻ったら、なんとありましたがな。いささか感動。陳さんいわく、錦江之星酒店だからだね、よかったねと言われました。それから陳さん朱嬢と嘉興の街中の江南印象という店で、野菜たっぷりの軽めの中華。青島ビール。午後は近在(といっても小1時間はかかる)海寧市の塩官というところの工場。ここでおおいに感動し、「これからあんたらどないして帰るのか?」と言われたので、「最寄りの汽車駅までタクシーかなんかで。」と言ったら、なんと20kmの道のりを気楽に送ってくれました。その心遣いにまた感動。桐郷という新幹線の駅で、時間待ちのあいだにアーモンドと、青島ビール特製のアウグスタというドイツ風高級ビール。形容としては、いままで飲んだいかなるビールとも違うともうしましょうか。これでは説明になりませんが。そして桐郷駅のコンビニの冷蔵庫が、室温より温かくなければもっとよかったのですが。もちろん温蔵庫のビールではなく、まだましな室温のビールを買いました。
人生最初の中国鉄路は新幹線。月曜日に乗ったばかりの東北新幹線と、椅子のファブリックの柄までそっくりの新幹線でしたが、ただし乗っているのは圧倒的に中国人なので、そのにぎやかなこと。うとうとしていると萌チャイ氏がやってきて、俺の座るべき席に誰か他の奴が寝ているカップと言うので、「チケットの座席のところを指差して、タイ語で文句ゆってみたらどうかな。」とアドバイスにならないアドバイスをして、ふたたび居眠り。
中国の新幹線はとても面白いシステムで、桐郷を出た新幹線は、3つほど駅をすっとばして、松江南駅につき、それから上海虹橋駅に着きました。道理で時刻表をいくら睨んでもわからなかった訳です。日本ならこだま号はのべつあらゆる駅に止まりますが、中国はいくつかすっ飛ばすシステムのようです。
ぶじ虹橋駅で降りて、タクシーでふたたび辛松路のホテル。チェックインしてから3人でふらふら歩いて、近所の老東北餐庁で魚頭鍋、辛いフライドチキン、野菜料理などなど。ハルピンビールという、いかにも辛口っぽい名前のビールがあったので注文したら、激甘。元気がなくなったので自家製三鞭酒。鹿のちんことか蛇がはいっている強精酒です。それから深夜まで3人で談合。
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