土曜日の朝、またまたパンを焼きました。ちかごろは美味しく焼けて当たり前という感じであります。
お話変わって、美人妻のパート先ではグランドピアノつきの部屋を時間貸ししているそうです。1時間2100円で、ときどきすばらしいクラシックの演奏が漏れ聞こえてくるとのことです。
「それがね、まるで自動演奏っていうくらい正確ですばらしいの。」と、美人妻。
「自動演奏みたいにすばらしい、っちゅうのはミュージシャンにとってめっちゃ哀しい褒め言葉やなあ・・・。しかもクラシックで、そこまで腕を磨くために何千万円も投資してきて、人生のいろんな楽しみを芸のためにあきらめて、『自動演奏みたいに上手』はないんちゃう?いいたいことはよおわけるけど。」
パンもおんなじようなもんで、研究と試行をかさね、安定した味をだせるようになったとして、「お店みたーい!」「プロみたーい。」て言われたらじつに複雑な気分でしょ。プロやったらおいしいのんが当たり前で、ちょっとブレとかばらつきがあったら速攻で文句いわれます。うーむ。アマチュアのまんまで褒め上手なオーディエンスに囲まれるというのがクリエーターにとっていちばんの幸せかもしれません。
こどもたちが伴天連日の午後、チョコをおじちゃんに届けるというので、おみやげにもたせるのも兼ねて春のおまんじゅうをつくりました。白餡をムーランで濾して、白玉粉と水をチンしたのを加えて即席練りきりをつくり、半分を紅で着色し、紅白合わせてつぶ餡をつつみました。ホメオパスの試験勉強にいそしむ美人妻にそっと差し出したら、とてもよろこんでくれました。
夜は美人妻がおいしいおいしいチキンチーズかつをつくってくれました。
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