ホテルで腐乳皮蛋粥、肉包子、コーヒーなどの朝食を済ませ、工場関係者の自動車に乗って一路上海の龍陽駅に向かいました。我々は来た時と逆の公共交通機関ルートを辿りたかったのですが、どうしてもということで甘えることにしました。しかし長距離運転(約300km)につきものの運転役の居眠り、そしてそれを回避するための必死の声かけと、マレーシアとインドネシアでこりごりした経験をぶり返すことになり、おまけに慈渓人は上海トラフィックに慣れていないらしく、龍陽駅についたのは公共交通機関ルートと同じ時刻でした。
自動車なら早く着くはずだから、龍陽駅の近所で蘭州拉麺でもさがして喰ってやろうと、ボスと画策していたのですが、結局すぐにリニアモーターカーに乗って空港に行き、そこの味千ラーメンを食べました。
ボールド字体で大書すべきは、「上海蒲東空港第2ターミナルの味千ラーメンの叉焼麺は、メニュー写真に偽りあり」ということでしょうか。直径4センチメートルのしょぼい叉焼がたったの3枚というのが事実で、それならレギュラーのラーメンを頼んでいました。そして春巻きが春巻きではなく揚げドーナツだったとはいえ、空港で20数人民元でまあまあのラーメンが喰えるのですから、第1ターミナルの食堂(ラーメンが50元)よりよっぽどましというのは確かです。
やっぱり地味な中国国際航空は帰りが買い物ツアーの中華マダムたちで満席でした。身動きできないクルマから身動きできない飛行機に乗り、配られている肉パンの脂が濃いと判断したのでお茶だけにしておき、2時間20分で成田に着き、京急とJRを乗りついで帰宅しました。こどもたちが紙吹雪と壁のポスターとお手紙で出迎えてくれましたので、北岸のドライブインで買い求めた量り売りのお菓子をあげました。
そして美人妻の手作りの料理を食べました。
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