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ピロシキ。中華。

土曜日。

金曜日は有給休暇を取って休んだというのに、上田とか茅野とか歯医者とか、ああ忙しい。土曜日は充電状態64%くらいの月子と睡眠絶対的不足状態の内儀を乗せて、朝一番で電電公社系の電話屋。茅野の街外れのモールで新規開店キャンペーンなので、金曜日ではダメで土曜日なんだと。

途中、御座石どぶろく神社の交差点で、乗用車がひっくり返っていました。角度でいうと95度くらい。エアインテークがあったから、走り屋系なのかな。もちろんポリスが出っ張って交通整理をしていました。

iPhoneたらゲットして充電状態84%くらいになった月子。乗用車がひっくり返っていたのと反対方面に出て坂道をぐいぐい登坂し、北山の芹が沢からエコーライン。チモトさんとこでコーヒー豆を調達し、小淵沢のリゾナーレを通り過ぎ、レインボーライン。北杜八ヶ岳高原線で左折し、坂道をぐいぐい登坂して真っ赤な八ヶ岳高原大橋。さらにぐいぐい登坂して清里。ターボなら、3人乗ってクーラーつけててもぐいぐい行けるんだ。

目的地は清里の森の音楽堂。起伏がややこしくて、駐車場がいっぱいある森の中に建物が点在しておる。ナビがあっても目的地がよくわからん。なんとか行き着いたら、セルゲイさんがいました。この日は午後2時からオペラコンサート。

こないだセルゲイさんとマリーナさんの店に行った時のこと。アレクセイ・コサレフというオペラ歌手が、ユーリ・コジェヴァートフというピアニストと東京でコンサートをやるらしい。ふたりとも友達なので、清里に泊まりに来よる。「泊まりに来るならついでにコンサートやったらどうか」と言ったら、実現した。よかったら来てほしい。コンサートは見なくていいから、お茶だけでも、とのこと。いやぁ、それならぁ、コンサートもいくでしょう。

オペラはあんまり馴染みがないけれど、月子もぜひ見たいというので参観。森の音楽堂は定員242人の手頃なサイズ。舞台には河合のコンサートグランド。PAは司会者のマイクロフォンのみ。いいね。

アレクセイさんのテノールの肉声だけでホールが震えました。身長2メートルくらいというのもあるけれど、体全体がコントラバスみたいな楽器やね。あれは。よくチューニングされた、鍛錬された楽器。

メゾソプラノの天野加代子さんが解説をはさみながら、よく知られた曲が続いたので、飽きずに楽しめました。

ピアノのユーリさんも手練れという感じ。ワガノワバレエアカデミー、というのは月子によるとボリショイよりやばいところで、そこで伴奏をしているのがユーリさん。つまり、「世界的レベル」なのだと。そらうまいわ。ミニコンサートなのでアトホームな雰囲気。本番でもお互いの息と間を見ながらうまくまとめる、という感じで進行しました。その手練れ。面白い。

コンサートの後、マリーナさんが「お茶でもどうぞ」というので店のほうへ。おんなじ森にあるからすぐの距離。甘いピロシキ(りんご入り)と塩辛いピロシキ(じゃがいも)が出て、ハーブティー。それから秘密のアップルケーキ。

ホールから出演者が帰ってきました。セルゲイさんがピアノのユーリさんに「そこのお嬢さんロシア語できるんだよ」なんて声をかけたもんで、ユーリさんたら月子と楽しそうに談笑。「どこから来たの?東京?」「長野です。」「長野。知ってる。善光寺の猫。」って、iPhone取り出して善光寺の猫の写真見せてくれました。めっちゃひょうきんやん、この世界的おっちゃん。

身長2メートルくらいのアレクセイさんは、「ビール、ビール」と言いながら自分でカートンをばりばり開けてます。我輩に「ビール、ビール」と勧めるので、「クルマ運転してるから飲めないんだ。スパシーヴァ。」それから他の人にも「ビール、ビール。」

帰り際にマリーナさん。「今日はお金はいらないの。うちのパーティーだから。」

いやー、いいなあ、ロシア人。こんどこんな時は、ウォッカの差し入れ半ダースくらい持ってこないといけない。自分達の予測の甘さを反省させられました。

ピロシキと秘密のアップルケーキで腹一杯だけど、おばあちゃんずのために福屋源でえび青梗菜炒め、ニンニク炒飯、春雨炒めを調達。帰宅して、ちょっとづつ中華をつまみながらお湯を飲みました。

忙しかったけど、楽しい1日でした。ウォッカのみたい。






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