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扉温泉で田舎うどん

風が吹いて肌寒い土曜日。和田くん峠のきのこ汁が食べたくなった二人で朝からドライブ。

茅野市北山の芹ヶ沢西から152号線のバイパスがこないだ開通しました。狭い道をけっこうなトラフィックが通過していた集落も、これで静かになるでしょう。

山道をとろとろ上がって白樺湖。左に折れて車山高原。バイクがぶりぶり走っています。霧ヶ峰の駐車場で右に折れて194号線。八島湿原を通過して和田くん峠。

残念ながら峠の茶屋の営業再開はまだ。たまたま駐車場でなんか作業していた茶屋の主人によると「水の準備ができてないもんで。」ひょっとしてやっぱり、この下を通っているトンネルのせいかな?

ちょっとややこしい扉峠。右に折れると、いままで走ってきた道路の下をぐるっとまわって67号線。そしてすぐに松本和田線の分岐点。分岐点が、林道の入り口にしか見えない。しかも閉鎖されてる。この林道が松本和田線だと思わなかったので、それから走り続けた道路がアザレアラインとは知らず、そのうちに「カオス」というカオス感満載の看板をとおりすぎ、オートキャンプ場の受付のある茶屋で、はじめて自分達がずいぶん迂回したことに気づきました。

ハワイアンのビートルズがBGM。客はひとりもいません。ずいぶんリラックスした感じの茶屋で、話を聞いて地図をもらったので、ソフトクリームと扉温泉「桧湯」の入場券を50円割引で買いました。合計1200円。ソフトクリームがふたつ出てきたので、「あれっ?」1200円ー(ソフトクリーム350円x2)÷温泉券2枚で、つまり温泉は一人250円!本来なら300円の温泉券で、50円割引っていうのは大きい。

「温泉なら、センターラインに沿って走ってください。はずれて右のほうに行くと、ややこしくなるから。そのうちにT字路にぶつかるので、左。けっこう時間かかりますよ。」

トイレを済ませ、アルトくんを出発させてから内儀。「いろいろ秘境っぽいところに行ったけど、センターラインに沿って走れって言われたのは初めてだよね。」

「これほんまの秘境やん。」

T字路っぽくないけれど「扉温泉」という表示があったところを左折。扉、という地名だけあって、屏風というか扉というか。「落石注意」の断崖絶壁がつづきます。片っぽうは絶壁。しかも側溝あり。蓋なし。もう片っぽうはガードレールなしの断崖。しかしながら、道路コンディションは良好。穴とか凸凹なし。

ほぼ谷底に降りた頃に温泉の建物が見えました。道中ほとんど対向車がなかったのに、駐車場は意外と混んでいます。ほぼ昼だったので、まず食堂。頼んだのは我輩が田舎うどん。内儀は山菜そば。

田舎うどんはニンニクをたっぷり効かせた豚汁うどん。絶品。内儀の山菜そばも絶品。各種ワイルドキノコの香りに負けないくらい蕎麦の香りが際立っています。

温泉は、我々好みのジェネリックさ。シャンプーも石鹸も備え付けなし。もし必要なら受付で買わなければなりません。といっても、50円とか100円のレベル。温泉も食堂も、このへん農林家組合がやっている温泉なので、料金もサービスもシンプルかつじゅうぶん。

温泉40.2度。ph9.2のアルカリ単純泉。露天風呂は開放感があって、気がついたら20分くらい熟睡していました。

帰路は松本の市街地まで一本道。我々は峠をいくつも越えてやってきたので秘湯感がありましたが、松本の市街地か羅すれば奥座敷みたいなところでした。





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