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梅津ウィスキー会 第2回 グレンファークラス10年もの

 2023年4月のウィスキーは、グレンファークラス10年もの。

ウィキによると;

グレンファークラス蒸留所は、スコットランドのバリンダロックにあるスペイサイドウイスキー蒸留所です。グレンファークラスは、緑の草の谷を意味すると解釈されます。蒸留所はグラント家によって所有され運営されています。蒸留所には、スペイサイドで最大の6つのスチルがあり、ガスバーナーによって直接加熱されます。 ウィキペディア

設立: 1836年
創設者: ロバート・ヘイ
オーナー: J. & G. Grant
水源: ベン・リンズ

取扱商社のウェブによると;

ゲール語で「緑の草の生い茂る谷間」を意味するグレンファークラスは、スコットランド・ハイランド地方スペイサイドで1836年に創業しました。スコットランドの蒸溜所の半数以上が集結しているこの地は、清涼な空気と良水に恵まれ、大麦の主産地であり、また燃料となるピートも豊富に産出する、ウイスキー造りに最適な土地です。 1865年にグラント家が蒸溜所を購入して以来、伝統的なハイランドスタイルによるウイスキー造りにこだわりつづける、現在では数少ない蒸溜所です。

グレンファークラスの仕込み水は、蒸溜所の背後に聳え立つスコットランド最高峰のベンリネス山から湧き出る清廉な湧き水です。山の中腹に独自の水源を持っており、良質な湧き水を安定して調達しています。 また原料となるモルトは、ピートを一切焚かないノンピートモルトを使用しています。

と云々。さて、飲んでみると。

鼻の奥に、懐かしい香りが広がります。人生で最初に飲んだウィスキーみたいに。

この人生で最初にウィスキーを飲んだのは、憶えていないけれど、おそらくオールド。高校生くらいのとき。剣道部の同級生の松永は酒屋の息子。汗臭い剣道部の部室に店の商品を持ち込んだのはその松永。

いや、もっと早いかもしれない。だとすれば、中学生くらいの時か。そしたらオールドのミニボトルだ。これはチューやんの影響やな。

ヨネおっさん、というのは亡きオヤジの妹である。外見は女性だが、中身はおっさんなのでヨネおっさんと呼んでいた。一族みなそう呼んでいた。そのヨネおっさんの旦那が忠やん。ヨネおっさんが忠やんを連れて我が家に来るときは、近所のニゴリーケからウィスキーを買ってきた。ニゴリーケというのは漢字で書くと「濁池」である。

そのウィスキーを忠やんは、ガラスのコップになみなみと注いで、ほぼ一気に飲み干した。そして、酒臭い息を吐いて「生成りでんなー。」と言った。

いつのまにか我輩と兄貴は「生成りごっこ」を開発した。茶とかジュースを一気飲みして「ぶはー。生成りでんなー。」というだけの遊びである。そうするとワタイ(祖母のニックネーム)は「アホなことしなはんな。」と怒った。

娘の旦那をアホ呼ばわりしたと、ひょっとしたら問題になる失言だった。本音だったんだ。


忠やんは、我が輩がどこかに書いたストーリーで、「アル中のアルベルト・忠司・モリタ」として登場させたような気がする。ウィスキーをコップで一気飲みして、酒臭い息で「生成りでんなー。」と言うキャラクターである。そのまんまやん。

先月のシングルトン12年と飲み比べると、さすが12年は芳醇でまろやか。グレンファークラス10年は、素直な味。しかし辛口というのでもない。12年はまろやかだが、喉の上の奥にピートの香りが残る。10年はそれがない。しかるに飲んでから、鼻腔ぜんたいに香りが広がる。

全然ちがうとしか言いようがない。酔っぱらったんだな。

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