さて同学会が無事閉会し、 八木同学とカフェにて、東亜同文書院の大旅行の報告書記録が上海で復刻され、それを手に入れたものの、同学会に列席した学者有識者各位の誰も興味を示しそうになく、蔵書をどうしたものか、なーんて話をして時間潰し。地下鉄で移動。兵庫県庁前の「盧」でA子、幾ちゃんと合流。この店は普通の中華食堂なのだけれど、八木同学があるとき上海語で話して以来、生粋の家庭料理を出してくれるようになったのだとか。飲み放題にメニューに二鍋頭を入れてくれたので、同学によると吾輩は「6杯くらい飲んでた」そうな。
最初の白湯スープでまず唸ってしまう。おつまみに茴香豆も出たし、日本では珍しい豆腐皮も美味しかったし、それに続く料理がすべて上品でフレンドリーな味付け。その中で絶品は、上海蟹豆腐。いわば麻婆豆腐のとんがらし部分を、上海蟹の端肉と蟹味噌をブレンドした優しい味に置き換えたもの。そして海老ちり。この海老ちりは、この人生で食べた海老ちりの中で文句なしに最高。いわば、通途のエビちりはお子様ケチャップ煮ですな、としか言いようがないところ、ここの海老ちりはソースだけを取っておいて、チャーハンにかけて食べたい。ぜひそうしたい。マダムにそう言ったら、とても嬉しそうに「じゃ取っておきましょ。」同学によると、上海の家庭ではみんなそんなふうに食べるのだとか。
というわけで、チャーハンに上海蟹豆腐と海老ちりソースをかけていただきました。満腹。
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