諏訪の人が「かりん」と呼んでいるのはマルメロで、かりんのことは「あれはかりんじゃない」といって見向きもしない。その見向きもされないで放置されているかりんをもらって35度の焼酎に漬けた。2週間ほどすると香りが焼酎にうつるけれど、強烈な渋も溶け出す。コーヒードリップの紙フィルターで濾過して2ヶ月ほど放置したらええあんばいのフレーバー焼酎のできあがり。
渋を濾過した紙を乾かすと、いつまでたっても柔らかいままでパリパリにならない。渋というのは繊維をやわらかく保つのかもしれない。とすれば、かりんの渋を煮詰めて繊維を染めたらどうだろう。柿渋は木造家屋の外壁塗装や繊維の染めに使われている。おなじようにかりんの渋も使えるのではなかろうか。
渋を濾過した紙を乾かすと、いつまでたっても柔らかいままでパリパリにならない。渋というのは繊維をやわらかく保つのかもしれない。とすれば、かりんの渋を煮詰めて繊維を染めたらどうだろう。柿渋は木造家屋の外壁塗装や繊維の染めに使われている。おなじようにかりんの渋も使えるのではなかろうか。
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