宿から歩いて数分の自由市場で、買いもとめた刺身とごはんと味噌汁。メロンを買って帰宅。
それから、函館山のふもとの実行寺という日蓮宗のお寺の墓地にいって、内儀のひいじいさんにあたる梅津丑次郎さんのお墓を探訪。タクシーの運転手さん曰く、「実行寺にお墓があるなんて、ふつうの人じゃないですよ」とのこと。たぶん800年くらいの歴史があるんじゃないでしょうか。お墓を探しているときに、どっか別のお墓に黒装束のひとたちがあつまって、読経が始まりました。黒装束で革靴の人が導師で、その人がもっていた印金木鉦セットをにぎやかに鳴らしながら、めっちゃ速いスピードで読経がはじまりました。
後で調べてみたらこんな仏具でした。お馴染みの寿量品自我偈のあと、陀羅尼がはじまりました。陀羅尼というのは梵字、要するにサンスクリットみたいな古いインド語の音を漢字で音写した呪文で、おそらく法華経の提婆達多品第十二の一部です。女人成仏が説かれたあたりなので、お墓の主人公は女性なのでしょう。日蓮宗身延派の読経を見るのは初めてでしたが、800年くらい経つと、儀式のやりかたもずいぶん変わるもんだなあと思いました。
境内には日蓮大聖人さんのお弟子さんだった日持さんの銅像があって、碑文をみると、われわれが探していた梅津丑次郎さんのお兄さんの福次郎さんの未亡人のタケ子さんの願い出により建立だそうです。うわっ、これはほんまに「ふつうの人」ではございません。
実行寺など3件のお寺がならんだブロックの角をまがって坂の上に、旧ロシア領事館があります。なかを見学して、びっくりしたり感激したりしました。ここは記念館であるとともに、ホテルとレストランでもあって、宿泊したらディナーを楽しめるそうです。コースのあとに出されるお茶のカップが、サンクトペテルスブルクで作られた一品で、茶器の販売価格22000円!
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