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ビリヤニ

土曜日の夕食は内儀のビリヤニ。インドの炊き込みご飯です。

そもそもの発端は、木曜日の朝、我輩が挙動不審でした。コーヒーを淹れたり、弁当に持って行く味噌汁の用意をするのにもたもたしていて、要領を得ない。トイレに座って、冷蔵庫にあった食べかけのストラドーをおやつに持っていこうかと考えていて電車に遅れそうな時刻になったり、靴がなかなか履けなかったり。ようやくいつもの電車に乗って、例によってロシア語の教科書を開いてちょっと復習などして、本を開いたまんま、「この電車に乗って終点の松本まで行って、篠ノ井線に乗り換えて大町まで行って、大糸線に乗り換えて糸魚川まで行ったら楽しいだろうな」と呆然と考えていたら、茅野駅の記憶がなく、いつのまにかそのつぎの上諏訪駅だったり。

これはいかん。というわけで、朝礼の時に「あした体調不良で休みます」と言ったら、何人かクスクス笑った。自分でも笑ってしまったんだけど。新年の挨拶でフロアーのボスが、「インフルエンザが流行っているので、少しでも体調の悪い人は、なるべく会社に来ないでください」と言っていたので、その通りにしようと思っただけなんだけど。

その日はなんとか凌いで、夜は風がピューピュー吹いて寒かった。帰宅して内儀が朝のうちに作ってくれていたチゲにうどんを入れて食べていたら、内儀が帰ってきました。風呂に入って、あっさり寝てしまいました。

金曜日。朝はチゲおじやを食べて、家でネトフリなど眺めました。10時ごろになんかキックの入るものを食べたくなって、そうだ、山賊焼だ。山賊焼というのは、このへんの名物。鶏のもも肉をニンニクと生姜の効いた甘辛タレに数時間も漬け込んで、衣をつけてからりと揚げる料理です。

うむ。しかし山賊焼のために駅まで行くのも面倒だ。自分で作ればええじゃないか。しかし作り方がよくわからん。アレクサ先生に尋ねてみたら、地味なおっさんの動画が出てきました。作り方は大体わかったけど、日本人のはずのおっさんの日本語の文法がなってなかった。他にましな動画を探せ、とアレクサ先生に命令しようと思ったら、勝手に次の動画になって、それが賛否両論という店のおっさんの動画。おいしい鶏のもも肉の照り焼きの作り方。それがとてもわかりやすかったので、照り焼きを作ろうと思いました。しかしその時にはすでに腹が減っていたので、インスタントのフォーを作って食べて充足し、昼寝しました。

ちょっと元気になって、灯油を買いに出たり、郵便局に行ったり。月子が来るというので迎えに行き、帰ってきたら内儀がとてもうまい五目焼きそばとスープを作ってくれていました。その日もはやく寝てしまいました。

 翌日は土曜日。朝のおじやを食べて、おかんを温泉付きデイサービスに送り出し、内儀に前日の鶏の照り焼きの話をしました。月子と3人で「賛否両論」の動画を見たら、内儀が「でも私はビリヤニが食べたい」と言いました。内儀の頭にはずっとビリヤニがあったそうです。我輩もビリヤニなら悪くないと思い、アレクサ先生に命令すると、ビリヤニの作り方が出てきました。 

というわけで、内儀の人生初のビリヤニ作り。とてもうまくできました。内儀いわく、「わたし天才!」



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