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内儀のかぜうどん

日曜日。1日じゅう曇り。午前中に塩尻温泉。待合室で内儀を待ちつつぐーぐー寝てしまった我輩。その耳元で「お昼は十穀米の柔らかい食パンでサンドイッチ作ろう」と囁かれ、「それと、黒ビール」と答えました。

お昼は予告通りサンドイッチ。我輩は黒ビール。内儀とオカンは白ビール。それからぐーぐー寝てしまい、不思議な夢を見ました。どこか外国の街を旅するような。

1時間くらいで起きて、ネットで記事を眺めているうちに喉が不愉快になりました。ワインのソーダ割りなら弱すぎると思い、キンミヤを追加。半分も飲まないうちに眠くなって、また寝てしまいました。夢の中では白い四角い建物の中でクイズ大会が行われていて、回答者の中に我輩が座っています。設問は「哺乳類製造工程に最適なBGMは?」

我輩はボタンを押して「カム・トゥゲザー!」と言いました。みんなが拍手をしました。

寝覚めたら1時間くらいたっていて、階下では昼寝から目覚めた内儀がソファに座っていました。「カム・トゥゲザー!」の話をして、「ワイは君との暮らしに感謝してるけど、君もこんな夢を見るワイとの暮らしを楽しんでくれていると思う」とお気持ち表明。

内儀はぶつぶつ言いながらキッチンに去って行きました。

テーブルに野菜たまごうどんがでてきました。あれれ?もう夕食でっか。

食卓ではオカンが上機嫌で、若い頃の思い出話をしました。しょっちゅう夫婦喧嘩していた両親のこと、活発だった正池由紀子さんという友達のこと、妹が知らないうちに同じ会社の短期工として働いていたこと、指輪職人だった優しい人に交際を申し込まれたこと。

「なんでその人と結婚せえへんかったんや?」
「背ぇが低かったんや。私とおんなじくらいしかなかったんや。」
「自分より低かったわけではないやろ?」
「背ぇが低かったんや。私とおんなじくらいしかなかったんや。子供が可哀想やろ。」
「背ぇが低いゆうてもオカンとおんなじくらいで、優しいし、根性ババの姑もついて来えへんかったんやろ?ケンちゃんと大違いやん。」
「そや。お母さんも優しそうな人やった。」

甲斐性なしで浮気性でうんこババアと一生離れなかったケンちゃんの息子としては、じつに情けない会話です。

内儀は爆笑。「お母さん、それは判断基準が大きく間違ってますよ。」


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