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かぜなべ

上方落語に「かぜうどん」というのがあります。我輩の場合、風邪をひいて内儀が鍋を作ってくれたので風邪なべ。

発端は、土曜日にデイサービスから帰ってきたおかんがげほげほ咳をするようになったこと。我輩は油断していました。3+1連休をはさんで火曜日の出勤のときすでにやばいと思い、お昼で帰ることにしました。帰宅時にはほとんど「まっすぐ歩けないおじさん」状態でした。

「まっすぐ歩けないおじさん」というのは、帰宅時にほぼ毎回おんなじ電車で富士見駅で降りるおじさんです。おじさんはたいてい、右手にストロングゼロとか、ジャックダニエルズ+コーラみたいな体に悪そうな空き缶を持っていて、まっすぐ歩くことができません。いちど普通のスピードでまっすぐ歩いているなと観察していたら、そのまんままっすぐ駅舎の屋根の鉄柱に激突しました。閑話休題。

帰宅して、なんかカロリーが必要と思い、週末の残りのパンを食べ、エチゴビールのレッドエールを飲んで寝てしまいました。夕食はお粥さんと梅干し。翌日の水曜日はもちろん休み。

寝ているあいだ、エリフ・サンチェスというトルコ人の歌手のアルバムを鳴らしていました。そのせいか、じつに奇妙な夢を見ました。

翌日、内儀が朝から鍋を作りおきしてくれました。朝ごはんはお粥さんと梅干し。おかんの食欲には圧倒されました。じぶんがばかすか食うもんで、我輩に「もっと食べなあかんで。」ほんまうっとおしい。

今回で悟ったこと。なんでオカンはうっとおしいのか。それは女性がコミュニケーションを求める生き物やから。いっぽう、男性たる息子はコミュニケーションをそんなに求めない。オカンは長年の経験から男の子はそんなもんやと思ってるけど、やっぱり何か言いたい。口うるさくなる。うっとおしい。

木曜日の夕刻には相当回復し、内儀の鍋を食べられました。翌朝は内儀がそこにうどんを入れてくれたので、かぜうどん。



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