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8年もののあんまり甘くない梅酒が発見される

金曜日の夕方、台所での会話です。

2階のクロゼットの服掛けのよこにガラス瓶がある。あれはいったい何なのか・・・?と内儀が言いました。「え、そんなんあったっけ?」と我輩。よっこらせと階段をあがってクロゼットの横の暗い場所を見ると、梅酒をつけたような瓶が埃をかぶっています。蓋には「2016年6月5日」


・・・2016年といえば、我々がテヘランから帰ってきた翌年。我輩は仕事がなかったので、近所のホームセンターでアルバイトをしていた頃です。

そういえば、裏の大家さんの庭に梅の木があって、梅の実がなっていました。大家さん一家はそのころすでに諏訪の温泉付きマンションに引っ越していたので不在。我々は梅の実を採り、お日さんに晒してからホワイトリカーに漬けた記憶があります。

試飲してみると、あんまり甘くなくてじつに旨い。ビールを飲んですでに酔っ払っていたオカンに飲ませると、話がはじまりました。

いわく、オカンが漬けた梅酒をひいばあ(我輩の曽祖母のおフサはんのこと)がすぐに飲んでしまうので、自分が飲もうと思う頃にはぜんぶなくなっていた、と。

・・・このシークエンスが12回くらい延々と続く時は、オカンがすっぱり酔っ払って気分がいいということです。

その昔、今津の実家の1軒となりにニゴリーケという酒屋がありました。ニゴリーケとは漢字で濁池。名古屋の守山区に同じ地名があります。我輩は幼少のころから音でしか知らなかったので、ニゴ・リーケというのは日本語っぽくない音だと思っていました。

ニゴ・リーケは酒屋ながらカウンターがあって、そこにはカントダキ(関東炊き=おでんのこと)がありました。遅い午後のカウンターには、すでに酔っ払ったおっさんや、これから酔っ払うであろうおっさんが何人かいて、すでに酔っ払いすぎたおっさんはそとの路上でゲーを吐いたり寝たりしていました。ニゴリーケの門前は、子供の我輩にはハードモードの場所でした。

おフサはんは午前中からニゴ・リーケに出没して、酒を飲んでいたようです。要するにアル中。家の料理酒もぜんぶ飲み、飲むものがなくなったらみりんも飲み、足りなかったらニゴ・リーケでツケで飲んでいたそうです。これは酔っ払ったオカンの語りシーケンスのひとつ。

オカンにはこれから毎晩のませよう。なんか新しい話が出るかな?

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