ナポリタンを注文したのは月子。我輩は普通のざるそば490円を注文した。ざるそばはコシがあって美味かった。つゆもほんのりと甘みがあって、関西出身の我輩には懐かしかった。しかるに、月子にちょっと試食させてもらったナポリタンは別格であった。
もちろんスパゲティではなく、ナポリうどんである。しかし坂城町のうどんは細身でコシが強く、なみのスパゲティなどかなわない。味は正統派のナポリタン。さらに、スーパーボリューム。こんどここにきた時は、迷わずナポリタンを頼もう。
ちなみに内儀が頼んだのは肉うどん。それも結構うまかった。
この湯さん館。坂城町の第三セクターの経営。中途半端に観光客など意識せず、(おそらく観光客はほとんど隣の千曲市の戸倉上山田温泉に行くのだろう)まっすぐに町民の需要に向き合っている。その潔さが濃厚で、とても好ましい。中途半端にスキー客を意識しているわが富士見町にも見習ってほしいものである。入浴料550円。
食堂は畳敷で、温泉のあと食事をしてそのまんま寝転がってしまう人もたくさんいる。このリラックスした感じがいい。
ところで、湯さん館で売っていたねずみ大根焼酎。ネットで調べてみたら、「大根おろしの味がする焼酎」だそうな。さすがに買わなかったけれど。
最後に。ここで買い求めた温泉まんじゅう。塩っぱくないこしあんがぎっしり詰まっていて、饅頭の皮もうまい。温泉まんじゅうに手を抜いていないところが素晴らしい。
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