2020年12月20日
長芋で有名な山形村のはずれの斜面に唐沢そば集落というのがある。クルマでいくと塩尻市街地から20分くらい。
「昔はたいていの家に水車があって、そばを挽いていた」という。ゆるやかな坂道に面して蕎麦屋が7件たてづつけにあって、内儀がこないだGGBBをつれてやってきたのがからさわ亭。今回、内儀と我が輩ふたりでいったのが水舎。値段はまぁ、小木曽製粉に比べたら倍はするけれど、このへんの店はぜんぜん気取っていないのがいいし、盛りもいい。我輩は田舎ざるそば大盛り。
そばは、いままで食ったうちでおそらくいちばんうまい。メニューに「余計なひとこと」っていうのが書いてあって、1.まずそばだけで食べる、2.つゆだけでそばを食べる、3.そばに薬味をのせてつゆで食べる、云々とある。つまり薬味をつゆに全投入しないほうがいいということらしい。じっさいその通りにしてみると、そばの味が引き立つ。無条件降伏である。
そばの薀蓄を語るなら、唐沢そば集落の蕎麦屋をぜんぶ攻略してからやね。
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