7月2日の土曜日。ななこの結婚式。ガールズは朝から美容院、着付け。ちょうどお昼にリゾナーレ。ななこは明るく美しく、翔くんとともにいい仲間に囲まれ、とてもいい式でした。
翔くんのご両親に、「おめでとうございます」と申し上げ、続いて「ななこのことをよろしくお願いします」と言おうかどうしようか迷い、いやいやそれは本来、亡くなってしまった都志子さんが言うべきことであって、我々が言うことではない・・・いろんな考えと感慨が一挙に殺到して言葉を失った吾輩でありました。
夕食は、はなこの就職祝いのお寿司。
吾輩が言葉を失ったのは他にも理由があります。1週間まえに、同じフロアーで働いていた人が突然亡くなりました。享年48歳。高校生と小学生、二人の娘さんと奥様が残されました。
15年まえの自分が突然死んだら、月子とはなこはどうしただろう。いろんなことを考えていたとき、突然「時間を戻すことはできない」という想念が飛び込んできました。吾輩のばあい、自分のものではない想念が飛び込んでくるというのは珍しくありませんが、「時間を戻すことはできない」というロジカルな内容が飛び込んでくるというのは珍しい。そんな話を内儀にしたら、「死んだご本人の想念じゃないの?無念だったんでしょう」とのこと。
ふつうに生きて、ふつうのパパとして、娘たちの進学とか就職とか、さらには結婚とか、そんなことに立ち合い、よろこびあいながら歳をとる。それができることがいかに幸せなことか。
「時間を戻すことはできない。」
娘たちが就職して、お祝いで寿司を食べる。ふつうに生きていることのありがたさを強く感じます。
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