上田を「皮膚のような場所」と表現して、内儀によくわからないと指摘された。 たとえば国道のバイパスの信号を折れると路地。軽自動車がぎりぎりすれ違えるような道。明渠に沿ったくねくね道。昔ながらの電気屋。米屋。酒屋。そして新幹線の駅。廃屋。城址公園。顔と首、胸と脇の下、腹と臍の下がつながっていて、まったく違和感を感じない、まるで皮膚のような空間。 そんな上田の街の材木町というところで、月子の引越し荷物の受け子をするため、朝5時におきて雪景色の峠をこえていきました。荷物を無事に受け、ガス開栓の立会いをすませ、お昼は近所の丸源ラーメン。我輩は白ごま坦々麺。ラーメン屋なんて滅多に行かない我々ながら、久しぶりに行ったらとてもおもしろかった。