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10連休第3日その2 いきあたりばったりの旅;海鮮不毛の富山走破

朝一番の裏山探索がいまいち不完全燃焼におわり、せっかく早起きしたのに感が満載の我々。内儀の提案で松本 - 安曇野 - 上高地 - 奥飛騨 - 富山 - 糸魚川 - 小谷 - 大町 - 帰還というルートをいきあたりばったりで行けるところまで行ってみようやないか、と。
BBは一本松でGBアクティビティーにより不参加。GGは例によって体調不良で不参加。「たぶんめっちゃ遅くなるよ」と言い残し、水とこんにゃくゼリーだけ積んで3人で午前8時に出発。
松本までは高速道路で45分。そこから一路西に向かい、風穴の里という道の駅で休憩。
https://goo.gl/maps/FvTroftb4bibJjbU9

わさびコロッケをもぐもぐと食べつつあついコーヒーを啜ると、行き当たりばったり旅の幸せを感じることができます。連休中だけ間食やめる宣言を撤回したはなこはりんごソフトクリーム。絶品。豚まんならぬ鹿まんに興味があった我が輩は、300円という値段のわりに中途半端な大きさの鹿まんをじっと透視したところ、中身があんまり見えなかったので却下。

さわんどなんたらというあたりで、白骨温泉にいく分かれ道やらなんやらがある。ろくなカーナビをつんでない我々はちょっとドキドキしつつ通過。このへんでちょっと渋滞。というのも、車両規制されている上高地に行きたい人たちが車をとめるのに戸惑っているから。松本方面からアクセスする最初の駐車場が満車なので困った感がひしひしと伝わって来る。けれどじつは、この先にいくつも大きな駐車場があって、上高地行きのバスもちゃんととまってくれるし、タクシーも待っている。そっちはスカスカ。最新式のカーナビってそこまで案内しないのかね。

安房峠トンネルを通過して平湯。ここらへんは岐阜なのだな。分岐点で人気の高山方面ではなく、あえて奥飛騨方面を選択。なんでかっていうと、富山で海鮮丼をたべたいから。そしてその途中にある荒神の湯にはいりたいから。

奥飛騨温泉郷への橋をわたるとT字路にぶつかる、それを右にいくとすぐに荒神の湯。川べりにある露天風呂。ここは脱衣小屋、衝立、脱衣かご、風呂桶が3個ほど、水の出る水道ホース、そして岩風呂というそんなけの簡素なたたずまい。料金は200円。入口の赤いポストにちゃりんと放り込む。お湯はなかなかよろしい。そしてあふれる開放感、っちゅうか対岸から丸見えやん。ここらへんで11時37分。近所のフレッシュフーズというスーパーマーケットで長芋海苔巻き揚げを買ってもぐもぐ。旨い。

小腹がすいた。カミオカンデで有名になった神岡の道の駅、スカイドーム神岡でもりそば 550円。
https://goo.gl/maps/jy9nrQx4KdCuKE3H8
ここの道の駅は科学博物館が併設されているのだけれど我々はパス。道の駅の食堂は「これでいいんだよ」感があふれるフレンドリーさ。おばちゃんたちはとても忙しそうなのに愛想がいい。そばもうまい。十割そば喜八と遜色なく、喜八より盛りがいい。
ちなみにここの「これでいいんだよ」感が凝縮されているのが宇宙カレーライス。にんじんが星型にぬいてある、ごくふつうのカレーライス。我が輩がミシュランならその脱力感に星3つあげるぞ。

ずっと走り続けて気がつかなかったのだけれど、ひらべったい富山の街にはいって右手をふとみたら雪でまっしろに光る北アルプスの山々の美しいこと。いままで何度か反対側(長野側)から見ていたけれど、富山側のほうがたくさん雪が降るからこっちのほうがとうぜん白い。長野県にはひとつもないやまやがあったので、コーンウィスキーと高粱酒「金星」を買うのに立ち寄り、駐車場から写真撮影。この時点で13時36分。


富山の市街地に回転すしがあったけれど、せっかくだから富山の海に出て、そのあたりで海鮮丼を食べようじゃないか。海岸沿いに出て新潟方面にむかい、道の駅ウェーブパーク滑川。14時47分。
この道の駅にはほたるいかミュージアムが併設されている。ほたるいかは大好物だが、生態とかなんたらにはいっさい興味がない。内儀はしらえびの天ぷら、我が輩は大好物のほたるいかを食べたいだけである。しかし、外の屋台で売っていたしらえびのどんど焼きは売り切れ。ほたるいかのてんぷらは小さな小さな天ぷらが4つくらいで500円とコスパ最低レベル。なかのレストランはなぜか西洋風のゴテゴテしたメニューしかない。却下。ほたるいかは土産に買ったし、海沿いの街なのだから他に行こう。


しかしそこを通過したら、回転すしも海鮮丼の店もない。めし屋そのものがない。滑川から魚津、黒部。いっさいめし屋がない。さいきん日本のどこでも見かけるようになった真っ赤な中華とラーメン屋はあるけど、そんなもんを喰いに富山にきたわけではない。
とちゅうのどっかで回転すしの看板を見たけれど、看板だけで実体がなかった。おそらくめし屋がないのには何かわけがあるに違いない。

天下の険おやしらずの直前で、ゼロホスピタリティーの富山にサイナラしてコンニチワ新潟県。とたんにタラ汁めし屋が何軒か出現。やっぱり富山にはなにかわけがありそうだ。腹がへっていたけれどタラ汁をとくべつ食べたいわけではない・・・なーんてぶつぶつ言いつつパッソを走らせると道の駅越後いちぶりの関。ここの食堂であつあつのエビフライ、あつあつのホタテフライ、あつあつの鶏の唐揚げそれぞれ単品。これでちょっと落ち着いた。16時41分。
https://goo.gl/maps/9hbF9G8m2kZmeTd17


天下の険「親知らず」で展望台。いちばんビビったのは親知らず観光ホテルの裏手にあるでっぱり展望台。おーこわ。

ちなみに親知らず観光ホテルの食堂「天険」では「ただいま外来のお客様はお受けしておりません」と。海上保安庁の人とか泊まるのかなあ。
https://goo.gl/maps/6ripa7zhPrfXkoYb8


糸魚川に出て、おなじみのルートで小谷村。18時15分。道の駅で温泉とごはん。
露天風呂に浸かっていたら、3人組みの男性が温泉コンシェルジェみたいな会話をしています。どこぞの温泉で「上がり湯をつかわなかったら皮膚が痒くなった」「手ぬぐいを濯がずに首にかけていたら皮膚が赤くなった」どこぞの温泉は「むかしは底が見えなかったのにさいきんは薄くなった」「あそこの温泉宿はぜんぜん掃除してなくってじつに汚い」など参考になる意見が続出。聞いていてとても面白い。とろりと白く濃厚なんて白骨温泉かな。

温泉卵とごはんと山菜味噌汁。はなこはラーメン。白馬村、大町、安曇野。高速道路で諏訪南。帰宅したら21時47分。寝ずにまっていたBBが「お母さん元気だった?」内儀が「西宮じゃないよ、富山だよ。」
酒を啜りながら内儀と本日のルートについて感想と検討をおこないました。お疲れさん。

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