これが案外うまいんだ。消費税入れて2200円くらい。
金曜日。会社帰りに駅で内儀にアルトくんで拾ってもらい、西友へ。我輩は酒の棚を眺めておった。このところの円安で、輸入ものが割高になったなあ、なんて考えながら。
石油なんかはどうしようもないが、国産ウィスキーはどうなんだろう。いままで目に入らないふりをしていたけど、国産のエネルギーじゃないか。
甲州韮崎というブランドのウィスキーが1500円くらい。そのとなりにあったのが、甲州韮崎ピュアモルト。手にとって裏ラベルを見ると、甲州塩山のサンフーズという会社が、韮崎の工場で瓶詰めした、原料はイギリス産の輸入もんであります。
スコットランド人とかフランス人が知ったらきっと激おこであろう日本ルールのせいで、ウィスキーなんかは瓶詰めしたところの名前を名乗ることができるそうです。国産のふりをしていて、ぜんぜん国産じゃない。
安いほうの甲州韮崎は、イギリスからバルクで買ってきたモルトと、国産の醸造アルコールをブレンドしたものだろうから、かなり国産。「ピュアモルト」のほうはピュアというくらいなので、ブレンドせずに瓶詰めしたんじゃないかな。
国産じゃなくてもノープライド。この値段なら飲んでみようか根性で、買ってまいりました。さっそくストレートで啜ってみると、これが案外うまいんだ。消費税入れて2200円くらいなのに。
「力づよいピート」はあんまり感じないけど、スムーズ。ティーチャーズとかジョニーの赤なんかブレンドもんより、ずっとスムーズ。アイリッシュのブッシュミルズを、ちょっとだけスコッチらしくした、みたいな感じ。値段もブッシュミルズとおんなじくらいだ。
サンフーズというのは、サントネージュというワインのブランドをアサヒビールから買った会社。酒業界の再編成はダイナミックすぎてよくわからんけど、自社ブランドのワインも含めて手広くやってるみたいです。
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